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NBAへの挑戦:渡辺雄太の夏Part1(NBA挑戦の仕組み)

渡辺雄太のサマーリーグ①

筆者は7月6日から9日にかけ、NBAサマーリーグに行ってきた。真の目的は、9日にNBAによって開催されたNBAテクノロジーExpo (バスケ関連テクノロジーの祭典)に、前回ご紹介したKeemotion社の宣伝を目的に参加する事だったが、そのExpo前後に観戦した渡辺雄太選手が所属するブルックリン・ネッツのサマーリーグの試合こそが最も度肝を抜かれた体験だった。

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日本にいると、「バスケ」「アメリカ」「渡辺雄太」「NBA」という単語はしっくりくると思う。ただ、実際に今渡辺選手が米国の中でどの位のち位置におり、NBAからどれくらいの距離にいるのかわかっている人は少ないと思う。今回の記事では渡辺選手の現状を説明しながらNBAへまでのステップを説明していきたいと思う。

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先ず現在渡辺選手がいるのは、NBAサマーリーグと呼ばれる場所であり、これはNBAチームの下部組織(Gリーグ)にも属していない、夏季の特別リーグ(2週間程度の)の事を指す。原則チームに所属する・契約ある全ての若手(同年度ドラフトで指名された新人は原則全員、2年目以降は本人+チーム意思次第)は参加しており、その他にチームとの契約は無いものの、今回の渡辺選手のように将来見込みある若手をショーケース的な立て付けとして呼ぶことも多々ある。

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上記でも簡単には触れたが、注意しなければいけないのは、このサマーリーグに参加している選手に大きく分けて2つの層がいると言う事だ。一つは渡辺選手のように契約がなく、必死にロスター入りを目指している選手、もう一つは例えばネッツだとジャレット・アレンのようにドラフトで入団しており既に契約があり調整的な要素が強い選手である。その為、よく日本でNBA入りするための登竜門的な立ち位置でサマーリーグが報じられているが、それは誤っており、一部(ドラフト指名選手・契約済選手)にとってはサマーリーグへの参加はその後約束されているキャンプ、シーズンと長期的なものの中の前準備でしかないのだ。

また、サマーリーグへ参加できたといってロスター入りできる可能性が高いかと言ったらそうでなく、(ネッツの前経営陣に聞いたところ)ドラフト指名選手などといった契約済選手合わせ合計3名前後のみしかサマーリーグから実際の開幕ロスターに名前を残さないとの事。

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この通り、現実的な話をしてしまうと渡辺選手のロスター入りまでの道のりはまだ長いと言わざるを得ないが、彼の今回のサマーリーグでの活躍を見るに、NBA契約はまだ少し先ながら次の階層であるトレーニングキャンプへは呼ばれる公算が高いと思われる。
これからどうなるのか、海外挑戦を志すスポーツ選手を応援するスポヲタでは、渡辺選手を全力で応援し続けたいと思う。
(渡辺選手に動きあり次第、第2弾を更新いたします)


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