フェアトレードの実態って知ってる?
皆様こんにちは、Yukatiです!
今日は、「フェアトレードの実態」について話していこうと思います。
最後まで読んでいただけると嬉しいです。
フェアトレードってそもそも何
「フェアトレード」というこの言葉、SDGsが広まるこのご時世、知っている方も多いのではないでしょうか。でも、ただ「いいもの」という認識で止まってはいないですか。「フェアトレード」は、もちろんいいことです。ですが、この言葉に数々の闇が隠れています。それでは、「フェアトレード」とは何か(定義)を確認してみましょう。
フェアトレードの定義は引用させていただきました。いいことばかりが書かれています。ですが、同時に疑問も生まれます。「生産者が生活を維持できるだけの公正な価格」というのは一体いくらくらいなのでしょうか。もちろん、その人によってその価格は変わります。認証マークは、具体的に誰がどのようにしてつけているのでしょうか。今回はそんな「フェアトレード」の実態を書いていこうと思います。
フェアトレードの裏側
今から約11年前、「フェアトレードのおかしな真実」という本が出版されました。この本には、「よかれ」と思っていたことが「全くよくない」ことになっている当時(11年前)のフェアトレード事情が書かれています。
私の記憶に大きく残ったのは、「危険な方法でとったロブスターは提供していません」と言っているお店で、素潜りでとったロブスターが提供されていたことです。(発展途上国の素潜り業は素潜りをするための道具の不足、不備がとても多く、安全ではなかったといわれています。)しかし、お店どころか実際にロブスターをとっている人たちも「仕掛けでとったロブスター」なのか「素潜りでとったロブスター」なのかが分からないのが実態でした。そう、見た目は同じだから同じ保管場所に入れたら違いなど分からなかったんです。そもそも現地の人に罠を買うだけのお金がないのが現状でした。そう、「フェアトレードの基準」というのはとても曖昧なんです。
(曖昧さの話をすると、国際フェアトレード認証がつけられてる商品は原則100%がフェアトレードのものではありません。最低20%以上含まれていればマークはつけることができます(何パーセント含まれているのかという表示義務はありますが、たかが20%に何の意味があるのか))
フェアトレードで集まったお金はどこへ?
フェアトレード認証には多くの種類があります。企業で作っている場合もあるし、団体が作っている場合があります。団体の承認マークを得るためには、ライセンス認証料というものを支払わなくてはいけません。その認証料で一体どれだけの人を救えるのでしょうか。しかも先程の本によると、その認証料の半分はマークの広告に使用されているらしいです。じゃあ認証マークなんかただの商売じゃないかとも思いました。しかし、認証マークで消費者が買うものを選択しているという事実は否めません。
そもそもフェアトレード最低価格が市場価格よりも安い
この話も本に書かれていたのですが、フェアトレードの最低価格が市場価格よりも低いらしいです。例えば、市場価格が1キロ1000円だとしたらフェアトレードの最低価格は1キロ800円ということがあるらしいです。そう、「フェアトレード」というものは名前が立派なだけで、中身は大したことがない場合があるのが現状です。
フェアトレードの罠
フェアトレード認証がつけられている商品を買うとき、消費者はいい気持になります。実態はどうだっていいのです。「私はいいことをした」という承認欲求で、フェアトレードというものは成り立っています。SDGs・エシカル消費が広まっていきました。ですが、現状のフェアトレード商品(本当にフェアトレードかわからなくても)を買えるのは裕福な人間だけです。
これからどうしていけばいいの
まず余分なお金を減らすということでしょうか。現在の流通は複雑です。手数料が多くかかっているのも現状です。そこをもっとクリアにしていくべきではないでしょうか。チョコレートや綿、コーヒーなどで言うと、生産国と我々消費国の間に大きな壁があります。生産国の人は自分が作っているものが何になるのかが分からない。一方、我々消費国はどのようにしてその原材料が作られているのかを知らない。別にこれは国際間のフェアトレード問題に限ったことではありません。日本で生産されている農作物や、工場などにも生産者と消費者に大きな壁があります。でも、それは仕方のないことでもあります。だって、すべての自分が使っている物の作り方など知る術がないのですから。だからこそ、このようなところを教育するべきではないでしょうか。プロフィールにも書いてありますが、実は私の専門探究はフェアトレードです。高校生になってから始めたので、まだ何もしていません笑。
これからは、フェアトレードの理想を探究し続けていきたいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
専門探究がフェアトレードであるため、今後もこれ関係の記事は多くなると思います。
また、近日フェアトレード商品を販売している方とお話しする機会をいただいたので、許可が出次第その内容も共有したいと思います。
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