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教育格差は何をもって教育格差なのか。無料塾の実態。

皆様こんにちは、Yukatiです!
今日は、「教育格差は何をもって教育格差なのか。無料塾の実態。」というテーマで書いていきたいと思います。
最後まで読んでいただけると嬉しいです。


私が感じている違和感と無料塾

私は、無料塾(授業料・教材費・食費が無料)で普通の塾に通えない子供たちに勉強を教えるというボランティアに参加しています。一見、とても良いことをしていると思えますが、私は活動していて少し違和感を感じています。
この塾の活動指針は、子どもたちの環境学力差を是正することです。ですが、参加している生徒は、私立の小学校に通っていたり、習い事をやっていたりするんですね。(もちろん全員ではない)あれ?教育格差って?となりませんか。おそらく「塾に通うお金」はあるんです。ただ、「塾に行く」という行為にお金をかけたくないだけではないのか。もしくは、別のことに先にお金をかけているのか(習い事や私立だったらその学費)。この時点で、これは「教育格差」なのか。全くお金がない訳ではないではないか。習い事や学費にお金をとられるから、塾は無料で行きたい。これが本音ではないだろうか。もちろん、今通っている生徒が裕福ではないのは確かです。ただ、裕福と一般家庭では意味が大きく異なる。はっきり言って、著しく勉強が遅れている子がいるのも事実です。でもきっと、皆さんか想像している「教育格差」にはとても離れているのが現実です。(私は活動をするまで、食事や学校の教育費を払うのが限界な家庭の子を想像していました。)もちろん、思ったより状況が深刻ではなかったのはとても良いことです。ただ、そこに漬け込んで、本来普通の塾に通えるはずの子どもも、この塾に来ているのではないか。それが私の本音です。
「そこまで子供の教育にお金はかけたくない」から、無料の塾に通わせる。「通えない」からではなくて、「お金をかけたくない」から。最近活動をしていて、私はそんなことを考えています。
何をもって「教育格差」なのかが分からないのが現状です。

「お金をかけたくない」も「教育格差」なのかもしれない

ただ、この文章を書いていて一つの疑問が生じました。「教育にお金をかけたくない」これも一つの「教育格差」なのかもしれない、と。だって、これは「親」がお金をかけたくないだけで、子どもが「塾に行く」という行為ができなくなっている。確かにこれは「格差」だ。でもこれを「格差」としてしまったら、頑張って子供を塾に通わせている親がアホらしくなる。こんなことまで格差に入れてしまったら、きりがない。別にすべての方がそうだとは思わないが、このようなケースもあり得るのではないか。

では他の「環境学力差」とは

今、私は「お金がない」ことで生じる「教育格差」について書きました。しかし、世の中には「お金」があればどうにかなるものでもない。
「親の仲が悪い」「学校や既存の塾に合わないため、学習環境がない」これらも、「環境学力差」です。実際に私が教えている子にも元不登校で、家庭環境がおそらくよろしくない(暴力とかではない)であろう子がいます。この塾はそういう子を救っているのかもしれない。私は会ったことがないが、親が教育を受けておらず、子に教育を受けさせる必要性が分からないというご家庭もあるらしい。そうなると、「普通の塾に通う」ということ以前にいろいろな問題が生じてきます。そもそも「文化教養がない」子という子もいるらしい。たしかにそういう子にとっては、「無料塾」というのは「第二の学校」として大きな役目を果たしているのかもしれない。「勉強」だけを提供するのではなく、「社会勉強」と「交流」の場ともなっている。

結局「教育格差」は何が原因なのか

私は、「親の格差」であると考えます。親の経済的な格差、学力的な格差、考え方の格差、親が生み出している家庭環境の格差。結局は、「親」に結びつきます。そして、その「親」も、また「親」に結びつきます。私はずっと、お金がないから「教育格差」が生まれると考えていました。(要するに貧困)ただそれだけではない。世の中は進化し続けるにつれて、複雑になっていきました。もしかしたら昔もこのようなことはあったのかもしれない。だけれど、世界がSNSで広がっていくうちに実態が明らかになっていったのではないでしょうか。

じゃあ「教育格差」はどうしたらなくなるのか

私は、「親」を変えることにあると思います。まず、「親」が教育を受け、一定の給料をもらえる環境を作り、子に教育を受けさせる必要性を理解してもらう。きれいごとを並べればこうなります。ただ、世の中はそんな簡単にいかないでしょう。まず学校に通えている子が、塾に通わざる負えない状況になるのが不思議な話です。そもそも「学校」という存在自体を考え直す必要があると私は考えます。そして、家庭に問題がある子もない子も通える「無料塾」というのが増えていけばよいのではないでしょうか。特定の子だけを助けるのではなく、どの子でも平等に支援を受けられる仕組みづくりというのも大事ではないでしょうか。「かわいそうな子」だから助けるのでしょうか。
私ははっきり言うと恵まれて育った方だと思います。親は昔から教育熱心で、中学受験・高校受験と多額のお金を出して塾に通わせてくれました。そのおかげで、今は塾に通っていませんが、勉強の必要性・やり方に困ることは基本的になく、成績もそこそこ優秀です。私はこの与えてくれたものを世の中に返したいと思って、微力ながら活動をしています。Give&Takeの考え方が、今の世の中に必要なものではないでしょうか。


最後までお読みいただきありがとうございました。
初めての執筆で至らないところも多々あったと思います。
どんどん良い文章が書けるように精進してまいります。
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