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311と大浄化リセットのこと。

できごとが 起こり、通り過ぎるとき。
人は驚き 混乱し 反応し 感情は揺らぐ。
そのときにしか 起らない感情を 記録しておきたい。
これは 今とそののちに これを読む、わたし自身に向けてのもの。

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2021年3月11日。
正午。
東日本大震災から10年。
さまざまな想いを胸に 人は生き続ける。

この日 畑仕事に行った相方にお弁当を届けるためいつものように
12時に家を出る。
家から5分の畑へのいつもの道。
もくもくと上がる煙を見て 「え?」ってなる。
火事やない?山火事やない?めっちゃ燃えてるやん。

ドキドキする。
行き交う車の中の人は、何も思わへんのか。
途中にある陶芸家の先生の登り窯があがってるだけだといいなと
思いつつ、横目で確認しても、道沿いから見えるその窯から煙は見えない。

相方との待ち合わせ場所の公園に着き、昼休憩に入る相方を待つ。
公園の向かいの地元消防団の車庫のシャッターが開く。
あぁやっぱり火事なんや。
出動する隊員の人が、連絡を受け電話に出てる。
「佐々木旅館。。」と確かに聞こえ、ゾッとする。
え?

わたしの住む竹原に友だちが開いてる場、瞑想センターロカがある。
土地を買い、ドームハウスを建てて。
その土地に前に建っていたのは、佐々木旅館。

山の上に建つロカに通じる裏道を走りながら。
ありったけ祈る。
まさか、まさかね。
ありがとうごめんなさい許してください愛しています。
なんだこれは。
まじなのか。
なんでこんなことが起きるのか。

現場に到着する。
ゴウゴウと燃える、坂の上のロカ。
火の勢いがすごくて。
涙がこみ上げる。
どうにもできない。

ロカにいた友だちたち4人は無事だった。
みな、それぞれに警察から事情聴取を受けてる。

山の小道からロカに上がる道を上がってみる。
消防士さんがざわざわと動く中、見つからないように
かげから火を見る。
あぁほんまに燃えてしまう。

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その朝の日の出。

そこからいろんな人と連絡を取り わたわたと時が過ぎた。
小さな田舎町竹原で、火事は大ニュースになった。

瞑想者である友だちの反応は、あっけらかんとしている、ように見えた。
ドームハウス建築の長は、笑っていた。

リセットとゆう言葉が出てくる。
3月13日うお座の新月は「浄化」そして新しいステージの始まりとゆう
文章をその日の朝、見たばかりだった。

夜になり、騒動が落ち着くとかなしさがやってくる。
瞑想のドームの場はほんとうにすばらしい場だった。
日々そこで瞑想が行われるそのエネルギーで
いい周波数に満ち、そこでわたしも数々の瞑想をした。
そこでしか得られない奇跡を体感してきた。
そしていつもその場を作り上げてきた瞑想者たちに
感謝した。

あの場所がもうない。

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次の日の朝
新しいステージとゆう言葉がやってくる。
朝日の昇る時間に、もう一度ロカに行ってみる。

その場所は、焼け野原になった。

原爆ドームを思わせる その焼け跡。

数年前死んでしまったアーティストのすばるさんがこれをみたら

誰の目も気にせず 周りの空気など読まず

ここから何かを作りだし、アートにしてしまうだろうなと思った。

生きているわたしがそして仲間たちが それができるかは

また 別の機会に ここに記せる のかな。

ありがとうロカ。

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