爆速でプロ集団を作る、たった6つのオンボーディング戦略
こんにちは!
LayerXのyukashi(@yukashi611)です!
LayerXにジョインしてから着手し始めた、オンボーディング改善も約1年が経とうとしています。(厳密には9ヶ月)
現時点で12名のオンボーディングを担当させていただきました。
粛々とアップデートを重ね、成果の検証等一区切りついたのでnoteに残そうと思います!
本記事はインサイドセールスのオンボーディングについてお話しますが、
部署関係なく本来のオンボーディングの在り方を模索している、新メンバーをスムーズに立ち上げたい!という方に是非ご一読いただきたいです!
はじめに
私がインサイドセールスのオンボーディング改善を始めた理由は、新メンバーが自分の能力を早期に発揮できる環境にしたいという思いからでした。
つまりポテンシャルの早期解放です。
オンボーディングは、新入社員や新メンバーが組織にジョインされてから1番初めに行われるプロセスです。
「プロフェッショナル集団」と自信を持つ組織だからこそ、オンボーディングで時間を過剰に費やし能力を発揮できないことは、大変もったいない!と感じていました。
オンボーディングの重要ポイント
改善を進める中でずれてはいけない軸があります。
計画と準備
オンボーディングは、新メンバーが組織に順応し仕事を効果的に遂行するために重要な役割を果たします。計画し準備をすることは、オンボーディングプロセスの成功の鍵となります。事前に目標と目的を設定し、オンボーディングプログラムを作成することがポイントと感じています。情報提供
組織のビジョン・ミッション・価値観・ルール・手順など、組織に関する情報も必要です。
組織文化や期待について理解し、自分の役割と目標を明確にすることを目的としています。役割と責任の明確化
役割と責任を理解し、自信を持って仕事に取り組むことが重要です。
職務内容・成果・チームとの関係・社内連携などについて明確に伝えることが求められます。トレーニングとスキル開発
必要なスキルを習得し、業務を効果的に遂行できるようにするために、トレーニングプログラムの型を作成することが重要です。
業務プロセスやツールのトレーニング、メンタリングやコーチングなどスキル向上のためのコンテンツなども含まれます。サポートとフィードバック
組織で成功するためには、サポートとフィードバックが重要と考えます。
新メンバーが疑問や懸念を持った場合に、フィードバックをして成長を促します。また、定期的なフォローアップを通じて、進捗状況を確認し必要な調整を行うことも重要です。コミュニケーション
一員として歓迎の意をお伝えし、チームとのつながりを促すことも重要です。同僚との関係や社内の関係性を築くことで、誰とでもコミュニケーションを行えることを目的としています。
私が考えるオンボーディング成功の戦略
オンボーダーの仕事は受け入れから始まります。
ご入社予定を把握したらスケジューリングを行い、自身が日頃行っている業務に対してもリソースを確保することが必要です。
スムーズにオンボーディングを開始できるようにすることや、オンボーダーによって質の偏りが出ないようにオンボーダー向けの手順書を作成しました。
また入社前1on1を実施し、丁寧に今後の進め方もお伝えします。
オンボーディングコンテンツは、新メンバーが自分の能力を早期に発揮できる環境を作るために、”ずれてはいけない軸”をもとに構成しました。
会社の理解
組織のビジョン、ミッション、および経営理念についての理解を深める。組織の目標や文化に共感し、自身の役割をより明確に把握する。顧客価値の理解
LayerXが提供しているバクラクシリーズがお客様にどのような価値を提供しているのか、またお客様のニーズや課題に対する解決策を理解する。製品の基本理解
提供しているバクラクシリーズの基本的な機能や特徴、利点を詳しく理解する。
製品の使い方や利点を把握することで、早期に製品に関するインプットを加速化。お客様の課題の把握
お客様とのコミュニケーション方法や質問テクニックから、お客様が感じられている課題や要件を引き出す能力を養う。バクラクシリーズのご提案において、より効果的なサポートが行える。ツールの操作理解
業務で使用するツールやシステムの操作方法OJT形式で実施。
効率的にツールを活用できるようになることで、業務の効率性や生産性を高める。疑問の解消
疑問や問題が生じた場合のサポート体制を明確にお伝え。
適切なサポートやリソースを活用し、問題解決に向けて主体的に行動する。
今までは、提供している全てのプロダクトに対応できる状態でのデビューは、7日間要していました。
上記の運用にしてからは、5日目でのデビューを実現しました。
また、配属先がインサイドセールスではなくても、まずはインサイドセールスでオンボーディングをしてほしいと依頼を受けたり、1ヶ月で5名の受け入れもスムーズに行えました。
信頼も獲得できたことは大変嬉しい成果です。
あれもこれもは精神的にきつい
オンボーディングコンテンツはシンプルな構成になるよう意識しています。
社内は参考になる資料、コンテンツが豊富に格納されています。
そう膨大です。
どれも大切な内容ではありますが全てを取り入れようとすると”カオス”になるのです。
シンプルに、初期インプットに必要な部分で絞ることで早期立ち上がりを実現しています。
オンボーディング完了後は、スキルアップを目的としたステップアップコンテンツの準備をし社内資料をフル活用できるようにしています。
■自己学習できるスキルアップコンテンツの準備
さいごに
オンボーディングはアップデートし続けるものだと感じています。
組織の拡大や変化に順応した体制を構築することが大切です。
もっといい方法があるかもしれない、もっと可能性があるかもしれない・・・
「かもしれない」を忘れず、これからも意識していきたいと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました!
オープンドアでオンボーディングについてなどお話しできると嬉しいです!
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