地味に疲弊する 第一発見者未遂事件
ここ数日、なんだかんだと母の介護がらみで動きっぱなしだった。
でも今日は、気分を変えて、孫達の洋服を選びに行くべと思ってた。
…と言うのも、ばばあずの叔母が3人に、ベストを織ってくれたのだ。
毎年セーターを編んでくれるのだが、子ども達に、セーターだけ渡しても、着てくれなかったと言われたりする。
子どもにとっちゃ、手編みのセーターとか、知ったこっちゃないよね。
でもそこは、お嫁ちゃんに頑張って、うまく写真だけでも撮って送って欲しいところなんだけど、無理強いが超苦手な姑だからさ…。
子ども達が着たくなっちゃうように、コーディネートしてやろうかい…。と、心で腕まくりするわけです。
さて、仕事終わりに母に一報。
今日はリハビリに行かないとか言ってたから、どんな調子か声を聞こうかとLINE電話する。
出ない。
家電話に電話する。
出ない。
携帯電話に電話する。
出ない。
LINEにメッセージ入れる。
「電話かけられますか?」
既読つかない。
((((;゚Д゚)))))))
倒れてる?????
コリャ買い物どころじゃない…。
見に行かねば…。
ああ…第一発見者になるの嫌だなあ〜。
看護師さんに見守り入浴されるようになったから、風呂場で倒れることは無いな…。
倒れて起き上がれないだけなら、契約したばかりの、訪問看護に連絡するのか?診療所か?
それとも救急車?
意識なかったりしたら、自分がどんな対応できるのか自信がない。
なにせ、そんな現場に立ち会ったことないからな…。
自転車走らせながら、ぐるぐるそんなこと考える。
信号で停まるごとに、LINEの既読を確認する。
既読ついてない。
でも、逆オオカミ少年現象で、周りが連絡つかない!連絡つかない!と、慌てて駆けつけても、本人寝てるだけだったり、ピンポンやら、電話やら聞こえないだけだった…という、第一発見者未遂事件は、コレまでもあった事だ…と思ったり。
坂道を漕いでる自転車がやけに重い。
そうだ、坂を上がった自転車屋で空気を入れよう。
入り口の空気入れを借りようと自転車を停めると、中から兄ちゃんが出て来て、「空気お入れします!」という。
ありがたく、入れていただく。
空気はもっとこまめに入れるようにと、お小言をいただく。
自転車を漕ぎ出すと、西松屋がある。
もう一度携帯電話にかけてみる。
「はい」
出た!
「もしもし!大丈夫?何度も電話したんだけど!」
「あらそう?気づかなかった。」
出た!第一発見者未遂事件だ!
でも出た!
駆け付けなくて良くなった。
その場に自転車停めて、孫達の洋服を買った。
あれこれ選んで買った。
家に帰って、わんこ達の散歩をした。
地味に精神のズタボロ感。
なんもやる気起きね〜。
着替えて、布団に潜った。
YouTube見た。
note打ってる。イマココ。
結果的には、事件は起こらず、チョット遠回りして、買い物して帰って来ただけなのに、疲弊感ハンパねえ〜。
命に関わる案件って、エネルギー使うんだろうねえ…。
毎日、そんな現場で働いてる人すげ〜なあ〜。
わたしにはできねえ〜。