うさぎ飼いの真実9 子うさぎの目で見つめられるとやましい気持ちになる
生後12日目の朝、うさぎ小屋を覗くと視線を感じた。
開眼!
なんか、昨日まで目を閉じていたのに…。
目が開いたと思ったら、なんかキラキラした目で見てくる。
ヤバい…。
私はなんか悪い事してないだろうか?
あんな純粋な目で見つめられて、やましい事は無いだろうか?
あの目に、やましいものは映してはイケナイ…。
咄嗟にそんな感情が湧いて来た。
子うさぎは、それほどに純粋無垢な感じがした。
…が…。
そんなこんなしているうちに、ハイジかあさんが授乳を始めた。
ハイジかあさんが授乳をやめて、去っていった後に、目の前にあるグレーの口をチュッチュチュッチュと吸い始めたシロ。グレーに力づくでころがされる。
つぶらな瞳なのに、やることが荒い。
子うさぎたちは活発になって来て、目が開いたせいか、好奇心旺盛に、外の世界ものぞきに来るようになった。
かわいいものだ。
音楽ものせたくなる。
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