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クリスマスって何?【ライフスタイル】

新たに入ってくるのはコロナの感染者数が増えた話ばかりで(もちろんそれはそれで気をつなければいけないんだけれど)季節感の乏しいまま12月になり、しれっと5日が経ちましたね。

例年だったら忘年会のスケジュールの調整を『めんどくさいなぁ』なんて思っていたクセに今年こうなってみると寂しく感じてしまう。結局、人は無い物ねだりをしちゃう生き物なんですね。Xmas会も兼ねて行われる仲間内では、毎年予算数千円と決めて行うプレゼント交換用にプレゼントを用意してたけど、『誰が貰ってもそれなりに嬉しくてちゃんと使えるモノ』を探すのも実は楽しみにしていたんだな、と実感したりして。
別に大騒ぎしたい訳でもないけれど、普段以上に定期的に会っていた仲間と会えないとなるとセンチメンタルになって。歳のせいだと言うことにしてごまかしたい。

そんな訳で、12月の大きなイベントといえばChristmasと忘年会ということで、忘年会はおいておいて、前回触れたけどかなりあっさりし過ぎていたアドベントカレンダーと絡めてChirsmasに関して今日は話したいと思います。(ミラノのドゥオモのイメージしか残ってなかったとしたらそれは大きな誤解なので笑)

Christmas? Xmas? クリスマス?

クリスマスはキリスト教で最も重要なイエス・キリストの誕生を祝う降誕祭です。(一般的に言われているイエス・キリストの誕生日という認識は必ずしも正確ではなく、4世紀ごろにその認識に統一したとされています。)
神の子イエス・キリストは『聖霊に依りて宿り、処女マリアより産まれ』ます。前回お話ししたアドベントカレンダーでは、クリスマス・イブまでの24日間毎日小さな日めくりで、身篭ったマリアを天使が安心させるために事態を伝えるところから『イエス・キリストが生まれるまで』のお話を辿っていくのが一般的。

なので、『1』を捲ると早速不安そうなマリア(右)に『おめでとうございます!貴女は選ばれました!ちゃんと産んでね!』と大天使ガブリエルが(処女懐胎を)伝えに来ているところ(受胎告知)が描かれています。

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そして、旦那さんのヨセフにも主(神様)の使いが夢に出てきて『いきなり妊娠しててビックリしただろうけど、聖霊によって妊娠しただけだから安心してね、そのまま結婚して大丈夫だよ』と続きます。

しかし、僕のアドベントカレンダーでは、そこをさっさとすっ飛ばして、全く関係ない羊飼いや3人の博士達がその啓示を受けてマリアとヨセフの元にお祝いに来るきっかけ(左、2日目、天使がお告げ作成中の図)の場面を紹介しています。
ここで気がついたのは、このアドベントカレンダーはストーリーを切り取った宗教画をそれぞれ紹介しているということ。多分ヨセフの画が見つからなかったのかな笑

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こんな感じで1日1日ストーリーが展開していき、イヴにはイエス・キリストが生まれるところでクライマックスを迎える訳ですね。
もしこのストーリーに興味があれば、以下のリンクでこの部分を説明している聖書箇所を読んでみてください。

また、同じシーンを別の視点で書いている別の聖書の箇所があります。こちらも読むと多角的に状況が理解できます。ただ17節までは家系を説明しているだけなので、18節から読んでもらえれば十分かと。

クリスマスはキリスト教のイベントですが、クリスチャンが1%もいない日本でも少しロマンチックな冬を楽しむイベントとして親しまれていますね。この分け隔てなくいろんな文化を織り交ぜて楽しめる国民性ってお得で良いですよね。
いつもは賑やかに美味しいご飯を食べながら人と会ったりするクリスマスも、今年はちょっとお預けになりそう。そんな今年だからこそ、『宗教』というバイアスをかけずに文化という観点から、クリスマスの起源をちょっと調べて詳しくなってみるのも良いんじゃないでしょうか。

皆さまの、明日から始まる新しい一週間が、当たり前にあるものの中から新しい発見に満ちた物になります様に。

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