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色の表現「a vivid emerald green に a がつく理由」【ネイティブによる解説】

先日、以下の記事で紹介しましたが、エメラルドグリーンの発音についてネイティブ講師からアドバイスをいただきました。

いただいたアドバイスの中には発音の他にも、色の表現における冠詞についてフィードバックをいただいていました。

"vivid emerald green" には冠詞が必要とのこと。
→ "a vivid emerald green"

しかし、なぜ色に冠詞が必要なのでしょうか?

自分で調べてみたものの確信が持てずにいたので、今回はこの冠詞の疑問について改めてネイティブ講師に質問してみました。


なぜ色に冠詞がつくのか

録音内容

I have a question regarding when you talk about colors.
色について話すときに疑問があります。
I want to say "The ocean is so clear and vivid emerald green." But do I need "a" for "vivid emerald green"?
"The ocean is so clear and vivid emerald green." と言いたいのですが、
"vivid emerald green" に対して "a" が必要ですか?
Like "The ocean is so clear and a vivid emerald green."
例えば、 "The ocean is so clear and a vivid emerald green." のように。
I think colors are uncountable, but I'm not sure why "a" is needed here.
色は数えられないと思うので、なぜここで "a" が必要となるのかが分かりません。
When I say just "emerald green", then I don't need "a" for the color?
単に "emerald green" と言うときは、色に対して "a" は必要ないのでしょうか?

ネイティブ講師からの返信

Hello Yuka, とっても良い質問です!
"the ocean is so clear and a vivid emerald green" と言うときに "a" を使う理由は、この文章の場合、"green" の色は「名詞」として使われているからです。
色は「形容詞」にもなるし「名詞」にも
なります。日本語でも同じですね。「形容詞」は「名詞」を修飾しますが、形容詞が形容詞を修飾することはできません。この場合、"vivid" は「形容詞」なので、"emerald green" の単語は「名詞」となります。役に立っていれば幸いです。
よくできました。SpeakNowを活用してくれてありがとうございます。

フィードバックからの学び

色の使い方には「名詞」と「形容詞」がある!

色の単語は、使い方によって「名詞」にも「形容詞」にもなる、とのことでした。

日本語でも同様ですが、「赤い風船」「赤い車」など名詞を修飾するのに使う色の単語は「形容詞」です。

一方で、「鮮やかな赤」「濃い赤色」のように言うときの色の単語は「名詞」になります。

基本的に名詞には冠詞がつきます。

なので今回のような "The ocean is a vivid emerald green" という言い方の場合、"emerald green" は "vivid" で修飾されているため、「名詞」扱いとなり、冠詞をつける必要がある、ということですね。

疑問がすっきり解消しました!

確か、以前にも「冠詞」について似たような学びがありました。不可算名詞は形容詞がつくと、可算名詞になり「冠詞」が必要になる、という内容です。

冠詞をマスターするのはまだまだ時間がかかりそうですが、こうやって同じようなパターンでフィードバックをもらっていると、なんとなく冠詞のパターンも掴めてきた気がします。

これを活かして、次の英文添削では冠詞にも注意を払って文章を書いてみたいと思います。

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