この記事でも何度か取り上げたことのある "THの発音"。
今回は、この "TH" の発音について新たな発見がありました。
今回の録音は、SpeakNowで1か月以上前に録音したものですが、ネイティブ講師へ送ったリプライに対する返答を1か月振りに受け取り(リプライを送ったこともすっかり忘れていました…)、その内容がとても有益だったので記事にしたいと思います。
"TH" の発音は「舌を歯に挟むようにして外に出し」発音する、ということはよく知られていますが、同じ "TH" の発音でも、声を「出すバージョン」と「出さないバージョン」で少しコツが異なるようです。
「国際コーヒーの日」があるのを知ってますか
録音内容
ネイティブ講師からの返信
フィードバックからの学び
「声を出す」 "TH" の発音と「声を出さない」"TH" の発音
"TH" の発音は、やはりとても難しいです。どうしても "D" または "S" の音になってしまいます。私の発音はまだまだ "TH" の音からは遠いようです。
講師からのフィードバックでは、"D" の音に近すぎず、"S" の音にも近すぎず、「D と S の間」の音だと言っていました。それが難しいんですけどね…
練習するために「リプライ機能」を使って、もう一度発音をチェックしてもらいました。
すると、"TH" の発音には「声を出す場合」と「声を出さない場合」でそれぞれコツがあるようです。
やはり "TH" の発音の基本は「舌を歯の間から外に出す」ことで正しい音になるようです。舌が歯の裏にあるままだと "D" や "Z" の音になってしまうとのことでした。私の "TH" の発音が "D" や "Z" のように聞こえてしまう原因はこれですね。
合わせて、Grace先生がシェアくれた動画を見てみると、"TH" の発音には「声を出す場合 (voiced)」と「声を出さない場合 (unvoiced)」の2種類あることが分かりました。
この動画によると、「声を出す場合 (voiced)」の "TH (ð)" の発音は、必ずしも舌を外に出す必要はない、とのこと。ただし、歯と歯の間の裏に舌を置くことが重要。上あごや下あごに舌を置くと、違う発音になってしまうようです。
一方で「声を出さない場合 (unvoiced)」の "TH (θ)" の発音は、必ず舌を歯の外に出す必要があるとのこと。
「声を出す場合 (voiced)」の "TH (ð)" の発音は、必ずしも舌を外に出す必要はないけれども、舌の位置は必ず、歯と歯の間にある、ということが分かりました。舌のポジションが重要なのですね。
今回は "TH" の発音について、新たな視点を得ることができました。舌のポジションを意識しながら、"TH" の発音を練習していきたいと思います。
最後に、今回リプライに返答をしてくれた Grace 先生は、発音添削がとても分かりやすいです。Grace 先生の紹介記事も合わせてご覧ください!