京都芸術大学通信教育課程:春入学、秋入学、どちらを選ぶ?(2022年10月更新)

京都芸術大学・通信教育課程への入学時期は、春と秋、年に2回ありますが、その違いは理解できていますか?

このページでは、出願前に抑えておきたい、春入学と秋入学の基本的な違いを紹介します。この記事に記載したメリットとデメリットを把握したうえで出願時期を判断すれば、あとで軌道修正が必要になった時に「失敗した」「こんなはずじゃなかった・・・」という後悔を最小限に抑えることができます。ぜひご一読ください。


『京都芸術大学 入学のしかた』
https://www.kyoto-art.ac.jp/t/admission/howto/
『京都造形芸術大学 
通信教育部規程』
https://w.guide.air-u.kyoto-art.ac.jp/wp-content/uploads/2017/03/6ce4a60298a10b31ca7b653f249a87d11.pdf

春入学のメリット・デメリット

学部の選択肢がある

春入学は、すべての学科に出願できます。自分が学びたい分野が明確である場合は、ピンポイントで目当ての学科を、芸術全般を学びたい場合は芸術教養学科を、というように、自分の未来を想像しながら専攻を選べる・・・わくわくしますね。

転部や休学など、目標修正が必要になった場合

学習の過程で「別の学科で学びたい」「諸事情により休学しないといけない」・・・など、軌道修正が必要になることもあるでしょう。その際、どのような手続きをふめば可能か、は学則にて定められています。転部が認められれば、それまでに取得した単位とともに(状況によって制限あり)、次のステップに進むことができます。事務局と相談・確認しながら手続きできるのも安心です。

秋入学のメリット・デメリット

思い立ったが吉日

秋入学のメリットは、なんといっても春まで待たずに学習を始められること。秋は勉学、アート鑑賞、スポーツなど、新しいことにチャレンジしたくなる季節。気持ちが高まっているときにすぐ入学してテキストを手に取れば、学習もはかどるのではないでしょうか。そして春を待たずに半年早く学習を始められるということは、半年早く卒業できるということ。早期卒業を目指す人にはうれしいシステムですね。

転部や休学など、目標を変更するのに制限がある

秋入学で出願できるのは、芸術教養学科のみです。他の学科を専攻したいのであれば、春入学で出願する必要があります。
また、秋入学の場合は、転部や休学にも制限があります。秋入学の芸術教養学科から春入学でのみ出願できる別の学科に転部することは、学則で認められていません。
たとえば「やっぱり『イラストレーションコース』で学びたい!」と思ったら、いったん退学して再度入学しなおすことになります。選考料や入学金、必要な書類を取り寄せるための手数料などが再度かかります。

2022年10月 追記:
学則によると、芸術教養学科から他学科への転科自体が認められていないようです。芸術教養学科は、一度退学すると、再入学も認められないとのこと。

まとめ

筆者は、少しでも早く学習を始めたいという勢いで、秋入学で芸術教養学科に入学して、3期(秋・春・夏)で17単位を取得。順調に学習を続けています。しかし、ふと先々のことを考えて学則を見直したところ、秋入学からの柔軟性は春入学に比べて弱いことがわかりました。まぁこのまま芸術教養学科で学び続けるぶんには問題ありませんが。
これから入学を検討されている皆様は、出願前に春と秋の違いを把握してから判断して、充実した学生生活を送られることを願っています。