勝ち続ける必要なんてないんだよ
勝ちにこだわってませんか?
勝ちにこだわる。そんなことない!と思うかもしれません。
しかし、あなたの思ったとおりに相手が反応してくれなかったときに、こう思うことはありませんか?
「わかってないわ、この人」
もし、こんなニュアンスのことを思うことがあるとするなら、それはどうしてなのか?について掘り下げてみようと思います。
その思いの根底にあるものは?
わかってない。
その思いの根底にあなたは、自分が正しくて相手が間違っているという思いがありませんか?
言い方を変えるとあなたが勝ちで、相手が負け。
どこかでそう思っている自分を発見するはずです。
しかし、それはあなたが悪いわけではありません。
子供の頃から、人それぞれに考えがあるという教えより、みんながある共通した考えがあって、それに則っているという風潮があったからです。
それに、いつもどこかで競争させられていませんでしたか?
イイ人になりなさい。立派な人になりなさい。上を目指しなさい。
それらは、すべて、常に勝ち続けなさいと言われているようなものですから、その思い込みがしっかり根付いていたとしても不思議ではありません。
主義主張を通そうとする本当の理由は?
勝ち負けにこだわるのが大好きな方もおられます。
自分の主義や主張が絶対正しいと思っている方もおられるし、それをどうこう言うつもりはありません。
それでも、その根底には、それを通そうとする本当の理由があります。
もし、あなたが、自分の主義主張を通そうとするのに疲れてきたなあと思うなら、ぜひ、このまま読み進めてみてください。
主義主張にも色々あります
・完璧主義を相手にも要求する
・自分の納得したいを相手に受け入れさせる
・正当性を主張する
・親切にしていることの見返りを求める
・自分流を押し通す
根底にあるのは、エゴです
エゴは決して悪者ではありません。
自己の存在を守るために必要だから登場するのです。
では、エゴはなぜあなたを守ろうと躍起になるのでしょうか?
・自分のことを認めてほしい
・いい人(パートナー、親、仲間として)認められたいなど
相手から思うような見返り(愛・言動)を受取ることで安心できる
思い通りにさせてくれることで大切にされていると安心できる
完璧で親切にしていないとどう思われるか不安だ・・など
自分で自分を安心させられないからエゴが登場してくるのです。
そのエゴはどこからやってきたのでしょうか?
エゴを盾にしているのは誰でしょうか?
はい、それは、あなた自身です。
自分が傷ついて生きていけなくならないように、エゴを盾にしているわけで、その創造主は、あなた自身なのです。
そして、エゴのない人など、ほとんどいないはずです。
エゴさん、ありがとうから始めよう!
もし、あなたが、エゴさんの活躍に疲れてきたなと思ったらこう言ってみましょう。
エゴさん、ありがとう!
でもね、頑張らなくて大丈夫
私を守ってくれてありがとうね!
エゴを悪者だ、これを何とかしなくては!と思っている時点で、またエゴが活動を開始します。
とにかく、エゴの活動が落ち着くように、今のあなたが大丈夫な状態だということをお互い(あなたとエゴさん)に認めていきましょう。
エゴさんが好むこと
エゴさんは、思考とタックを組んで、あなたが悪くないという主張を探しまわるのが大好きです。
その答えを見つけたら、やったぁ!大満足!
どうだ!これであなたは完璧に守られる。
と、意気揚々です。
そして、あなたも、自分が正しかったのだと安心し、あなたの望むように動かなかった相手に対して、正当性を主張し始めるのかもしれません。
実は、こうすることで、あなたは自分と向き合う機会を失います。
本来、エゴさんが登場するに至った感情と向き合わなくなります。
すると、いつまで経っても、エゴさんがその感情にヒットしたとき登場してくることになります。
相手との攻防戦よりも、こちらから目を背けることが長い目で見れば、疲れを増幅させてしまっているのだと考えてみてはどうでしょうか?
自分と向き合うのが苦手なあなたへ
ところが、自分と向き合うのが得意と言う人はかなり少数です。
あなたが見たくない感じたくないと蓋をしてきた感情をわざわざ見に行きたいと思うのって、相当の勇気ですから。自分との向き合いに慣れていても、何度も繰り返し同じような現象が起きるとやはり辟易してしまいます。
私も、すぐに向き合いたくないときは、まずこれをやって自分の感情を落ち着かせている方法をご紹介します。
エゴさんを発動させないために、まずはあなた自身が落ち着くことです。
その方法ですが、相手に何かを求める前に、まずあなた自身が自分の身体の感覚を感じてみるから始めてみましょう!
例えば、相手に何か要求したいと思った時に、落ち着ける場所でゆったりと座って、深呼吸をします。とにかく深呼吸に意識を集中します。
それから、あなたの身体のどこかに違和感を感じていないかチェックします。(例えば、胸のあたりがザワザワするみたいなことです)
それに気づいたら、あー、胸のあたりがザワザワしてるな。と、ただそのザワザワが落ち着くまで、ただそれを感じてみる。それが落ち着いた頃には、相手に何か言ってやりたい!と思っていたのも収まっているはずです。
とにかく感じきる!
ココがポイントです。
大切なのは、あなたが軽やかに生きること。
そして、相手との人間関係を必要以上に拗らせないこと。
1回で収まるかどうかは、ケースバイケースですが・・・。
良かったらぜひ、試してみてください!