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wellbeingー何よりも存在が大切

自分、何も持ってないやん

2年半ほど前に、参加したセミナーで講師は私にこう言いました。

そのとき、すごくショックで何も言い返せない自分が悔しくて情けなくなりました。

今でこそ理解できますが、私は、不安や怖れが一般の人よりも数倍も大きく自己否定、罪悪感、自分の価値なしを常に感じていました。

ツラすぎて、惨めで、消えてしまいたい。気持ちと、、、
絶対見返してやりたい気持ち。
その気持ちが強くなって、自分と向き合い始めました。

この講師は、もちろん、めっちゃ大嫌いです!
しかし、これほど激しい怒りを持ったから、自分を変えると決意できたわけで、そこはとても感謝しています。

逆エンパスさんの気質ゆえのツラさ

嫌いやけど感謝している。
それで終わりにできたらいいのですが、逆エンパスさんは、とにかくシツコイ!

強烈な怒りや、悔しさ、怖れ、
もう終わっていて、目の前にその講師もいないのに、何かのきっかけで勝手にリフレインするんです。
そのときの情景や、言われて悔しかった感情が一気に蘇るのです。

もう何回も手放しワークもしてるし、お陰様まで見つけてるのに・・
これが、めっちゃツライのです。

リフレインは、忌まわしい体験を感情ありありと追体感します。そして、また同じような現実を引き寄せてしまい、ずっとそのループから抜け出せないのです。
めっちゃツライ(涙)

思い続けると怖れが肥大化する

「何も持ってないやん」

1月下旬に、2年ぶりにこの言葉をあることがきっかけで思い出した後に、追い打ちをかける言葉を、別のコンサルから浴びせられ、私のメンタルは、リングに倒れこむ寸前を何とか立ち続けている状態でした。

その状態が2カ月近く続いていたある朝、目が覚めたときに、ふと、お気に入りのエリアにオープンしたスタバに行きたいと思いつき、その日はそこでゆっくり時間を過ごし、それから近くの石畳の通りを散歩しました。

ウインドショッピングしていると少しうれしい。気になるお店に立ち寄って春物のキレイな洋服を当てて鏡の前に立つ。いいなあ。なんで、今こんな気持ちになってしまったんだろう?
人生で何の選択を誤ってしまったんだろう?

私は、得体の知れない不安や怖れにつぶされそうでした。

ある電話がきっかけで気持ちが変わってきた

その日の夕方、ある電話がかかってきました。

地元の近所のおばちゃんからでした。
すごくお世話になった家族で、帰省するたびに会いに行き、誕生日や母の日にプレゼントを贈り、第二の母と慕っていました。

おばちゃんは、かれこれ5年ほど一人暮らしでした。
一人でできることもどんどん少なくなり、息子さんの家の近くの老人ホームに4月から入居が決まったという報せでした。

ここ数年、贈りものをしても食べれないので、電話をプレゼント代わりにしていました。

おばちゃんは、いつも電話すると、とても喜んでくれました。
うれしいと涙声になりました。
今回も、「電話うれしかったよ。いままでありがとう。」と涙声でした。

「(入居したら)いつも誰かいてくれるから安心やね。また、会おうね。
報せてくれて、ありがとう。」
と、しか言えませんでした。

おばちゃんは、返事してくれませんでした。
もしかすると、これが最後の会話だと思っていたのかもしれません。

何も持ってないは、武器にもなれる

電話を切って、しばし、おばちゃんのことを思いました。

嫁いできて60年近く住み慣れた町を離れるさみしさ
仲良くしてたご近所さんとの別れ
ずっと使ってた茶箪笥も黒電話も、台所にある炊飯器も食器も、ほぼ何もかも置いていくことになるでしょう。
おっちゃんも昨年他界したので、もしかすると家を処分するかもしれない。

しかし、一番のさみしさは、もう自分という存在が誰からも必要とされないと思ってしまっているからかもしれません。

誰でも何も持たずに生まれ、お空に帰る時は何ひとつ持っていけない。
モノも人間関係も全部、生きている間の限定期間付き。

もしかして、何も持ってない自分になることに不安や怖れを抱いてたのかも?それより、何も持ってない自分を受け止めよう。

何も持ってないから恐いモノなしになれる!
それが今の私の武器だと気づきました。

何よりも存在が大切

これまで、モノを持つことがステイタスだと思い込んできました。

結婚する、子供を授かる、高収入、高学歴、海外旅行に出かける
欲しいモノを買える、好きなことがいつでもできる
富や名声を追い求める

それは、それで素晴らしいことです。
しかし、それは、自分は存在だけで価値があると認めている基盤があってのことです。

wellbeing
何があってもなくても幸せだと感じられる状態で、生きているだけで素晴らしいと思える状態です。

パートナーがいたら幸せ、もっと収入があれば幸せ、子供がどうだったら幸せというのは、条件付きの幸せで、wellbeingとは言えません。

存在しているだけで、幸せ
存在していることが、大切
誰もが、そもそも素晴らしい存在なんだ
そう思えたとき、何を持っているかいないかなんて、どうでもいいと思えてきます。

違う角度から捉えてみる習慣づくり

そもそも存在が素晴らしい

罪悪感や劣等感を抱きがちな逆エンパスさんには、ちょっと抵抗があるかもしれません。

不安や怖れのリフレインが起こりやすく、回数を重ねるほどに、脳の記憶にそれが刻み込まれ、瞬時に不安怖れを感じる回路が強化されていき、ますます自分を責めてしまいがちです。

でも、それは、逆エンパスさんが悪いわけではなくて、そういう気質だということを理解していないからです。

だから、まずは、自分がどんなときに、どんな感情を抱き、身体にどんな変化が起きるのかなど、自分に気づいていくことが大切です。

そして、感情を受け止めたら、その出来事を違う角度から捉えてみる習慣をつけましょう。

違く角度からみると、何だそんなことか!と、気持ちが楽になることは、とても多いです。

一人では、客観的に自分を観察できないので、最初は、適切な人と一緒にやっていくとスムーズです。

私も、サポートさせて頂きますので、そのときは、ぜひお声をかけてくださいね♪





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