自分を大切にする生き方を選択する
家族がいても子供がいても、まずは自分自身
独身の私が言うと、これを言うと大抵の友人に言われます。
「あなたは、子供がいないからだ」と・・・。
そう言われたら、はいそうです。と言うしかありません。
世の中に自分の時間を取りたいのに、子供や家のことでそれが出来ないと言う方がたくさんいらっしゃるのは、わかっています。
生まれたての赤ちゃんはともかく・・・
例え子供であっても一人の対等な人間同士としてのつながりで・・・という話です。(極端な生命の危機という話ではないです)
家族や、仕事で、サークルで、地域の関りや、友人とのつながりの中で、あなたが守れるのはあなただけであり、あなた以外の人を何とかしようとしても何ともできないということです。
人の役に立ちたいと思う人ほど意識してみよう
人の役に立ちたい、人のためになりたい、相手に何かしてあげたいと思う。
これらの言葉はとても慈愛に満ちていて、親切な人なんだなあと言う印象を与えます。
もしかすると、子供の頃から他人に親切にすることが当たり前のようにやってきているから自然なことのように感じているかもしれません。
親切にすることが良い悪いと言う話ではありません。
もし、この親切な行動に自己犠牲やお節介さがあるとしたら、ちょっと意識してみたほうがいいかもしれません。
あなたは、親切であることによって、自分自身を守ろうとしていませんか?
親切な人だと思われることで、自分の存在を認められようとしてませんか?
あなた自身は、そんなことはない!と思っていても、相手がその親切を重く感じてしまっているとしたら、どうでしょうか?
せっかくこれだけのことをしてあげたのに、と、何か期待していませんか?
見返りは、物質とは限りません。あなたに近寄ってきてくれる、笑顔で接してくれる、話しを聴いてくれるをどこかで期待していたのに、次に会ったらなんだか素っ気なくされると、ガッカリ。そうだとすれば、それがあなたの期待だったのかもしれません。
それだけ自分が好きだと受止めてみましょう!
人に良く思われようとすることがいけない事でしょうか?
人から笑顔で寄って来られることを望んではいけないのでしょうか?
人がよろこぶことをやってあげたいと思うことがダメなんでしょうか?
いえいえ、そんなことはありません。
ただ、言葉を代えると、それだけ自分が好きだと言うことです。
自分が好きだから、良く思われたい
自分が好きだから、人からも好きでいてもらいたい
自分が好きだから、頼まれもしないのに相手に何かしたい
文章の後半は、良くないことのように言われることもありますが、大切なのは、文章の前半「自分が好きだから」を意識しているかどうか、それを受け入れられるかどうかです。
自分が好きを受け入れると「親切」が変わる
自分が好きを受け入れられるようになると、親切の中身が変わります。
相手からリクエストされたら、それを応援する
相手に何かしても、見返りを求めない(相手の反応に振り回されない)
自分がしたいことを相手にリクエストできる(逆もあり)
自分が好きを受け入れられると、相手のことも認められるようになります。
自分のやり方もあるように、相手にもやり方があることが受け入れます。
相手にもそれを乗り越えられる能力があると信じることができます。
相手には相手にとって心地いいペースがあると理解することができます。
相手を信じて待つことができます。
自分が好きを受け入れると、自分も相手も尊重できるようになっていきます。だから、親切の中身、表現方法が変わってくるのです。
自分を大切にと自覚するのも練習です
自分が好きを受け入れられると、当然自分のことを大切にしていきます。
心も身体も含めて自分を大切にしていくには、最初は自覚やそのための練習が必要です。人によっては、気づくだけで変わる人もいますが、大半はそうではなく、なかなか変われないものです。
これまで、自分のことばかり考えることを良くないことだと教えられ、それが正しいと思って生きていたのであれば、なおさらです。
自分の気持ちを大切にすること
自分の時間を大切にすること
コレが単にわがままだとか、そう思ってしまう自分はダメだとすぐに思ってしまうクセがついているはずです。
何十年も慣れ親しんできた思考グセですからね。
しかし、あなたが自分自身を大切にしない限り誰もあなたの代わりにはなれないのです。
代わりに誰かが呼吸することも、トイレに行って用を足すことも、良質な睡眠、美味しい食事、生きていくうえで欠かせない事、どれも身代わりが立てられないのです。
これまで十分に、誰かのために役立つ人生を生きてきたのなら、そろそろあなたは自分自身を大切にするために生きていくという選択をしてもいいのではないでしょうか。
それが、結果的には、あなたも周りの人も、お互いに気楽に幸せに生きられることになる。と考えてみてはどうでしょうか?
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