ジュエラーのお仕事/ちょっと舞台ウラ
みなさん、こんにちは。
紫がたり 第百三十七話 澪標(五)は明日9月30日(金)に掲載させていただきます。
ここで区切りましたのは、明石から帰還してからの源氏の執政官としての姿を描いたところがひと段落したからです。
本日は本職のジュエラーのお話を少し・・・。
巻頭の写真は今回の出張の癒し花です。
私は出張でホテルに滞在する時に必ず部屋にお花を飾ります。
今回はシンプルながら可愛らしい、ピンクも鮮やかなガーベラでした。
9月25日のホテル催事はシェラトン都ホテル大阪で行われました。
我々ジュエラーは催事開始の二時間前に会場に入り、設営を行います。
つまり、ジュエリーをディスプレイします。
展開パターンは催事場によってそれぞれ。
Gケースと呼ばれるショーケースに陳列する場合と、オープン台と呼ばれる平台に雛壇を作って立体的にジュエリーをディスプレイする方法です。
今回の私の参加ブランドは『DER MOND(デル・モンド)』。
王道のダイヤモンドジュエリーをメインにしたコレクションからカラーストーンを配した現代的なデザインラインのコレクションまで展開しているブランドです。
コレクションの幅が広いので、メインにディスプレイする商品は催事ごとに変えてゆきます。
展開はオープン台1台二段でした。
ディスプレイといっても毎回同じように飾るわけではありません。
先に図面をもらい、お客様の動線・近接のブランドの特色を見ながら、ベストと思われるディスプレイを前もって考えておきます。
私の場合、常にスケッチブックを持ち歩いているので、前日に商品の組み立てを行います。
ちなみに今回の展開予定はこんな感じでした。
そして実際に飾りつけるとこうなります。
細かい部分は現場で調整してゆくので、仕上がりはこうなりました。
→After
ちゃんと立体的に仕上がりましたでしょうかねぇ・・・。
因みにゴールドのブランドサインの前にはモニターを設置しており、プロモーションビデオを流しております。
こちらのプロモーションビデオは、なんと❕ロールス・ロイスとのコラボPV。デル・モンドはロールス・ロイスとショーをしているのです。デル・モンドのジュエリーをつけたモデルがロールス・ロイスとセッションといったかたちでコラボしているのですよ。
ジュエラーあるある。
ちょっと舞台ウラ、でした。
オシリス:「かぁちゃん、意外と肉体労働なのねぇ・・・」
YUKARI:「そうなのよ・・・
海外製のブランド専用ディスプレイって重いしさぁ。
トレイなんか持ち上げて『どやさぁ』(今くるよ師匠風)
って、カンジなのよ(疲)」