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サービス☆記事 令和版 誕生日別 和のお守り文様 2月29日<九曜星紋>

 令和版 誕生日別 和のお守り文様 二月
 
昔の人は、好みの文様をお守りのように着物や手回りのものにあしらいました。
和の伝統文様は日本ならではのラッキーチャームです。
あなたの誕生日の文様を知り、わが国の文化を身近に感じてみてください。
 
令和の日本では西洋の文化が定着し、日本人特有の寛容さから異文化の祝い事なども生活の一部となり、それが当たり前のこととなっております。
それゆえに我が国特有の文化や文様が思い返されることが少なくなりました。
しかしちょっと考えてみてください。
さまざまにアレンジされながらも、その文化は脈々と受け継がれているのです。
たとえば昔からあった「瓜文様」。瓜科の植物は蔓草が繁茂する様子から繁栄の象徴とされ、手回りの道具や絵にあしらわれてきたのです。
現代では半分にカットされたスイカがデザインされた図案があるとしたら、これが昔通りの「瓜文様」ということになります。
文様にはそれぞれの意味があります。それらを理解することでさらに愛着がわくでしょう。
お誕生日の文様を身に着けるのもよし、好きな文様もどんどん身に着けてみてください。
よいものはいくつ重なってもさらに縁起がよくなります。
366日のそれぞれにふさわしい文様を数秘術などから割出し、解説を加えたのが本記事です。
季節にそぐって文様化された動植物、有職文様、渡来文様など、令和の時代だからこその文様も含まれております。
一年を豊かでラッキーに過ごすエッセンスとしてご活用ください。
 
暦について・・・
我が国は長い間太陰暦(旧暦)に従っていました。
太陽暦を取り入れると発表されたのは1872年明治5年11月9日。
実際に施行されたのは、旧暦明治5年12月3日を明治6年1月1日として開始されました。
太陽暦が当たり前の令和の我々には、旧暦はもはや遠い存在ですが、一月ほども違うと季節もずれてくるというもの。
行事や季節感に違和感を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 
 旧暦の季節区分
春 1月~3月
夏 4月~6月
秋 7月~9月
冬 10月~12月
 
新暦の季節区分
春 2月~4月(5/4までが春)
夏 5月~7月(8/6までが夏)
秋 8月~10月(11/6までが秋)
冬 11月~1月(2/3までが冬)
 
本記事は新暦に則り、改めて令和版の『誕生日別 和のお守り文様』として発表させていただきます。
 
青木 紫

<2月29日生まれのあなたの文様>
 九曜星紋(くようせいもん)

九曜星紋

四年に一度の閏年は暦の調整によって発生するボーナストラックのような日です。
この日に生まれた人は便宜上出生の届けがその前後にずらされますが、本当にこの日に生まれた人の人生にはやはり他の人とは異なった特徴が現れるようです。
星読みに深くかかわるこの日に生まれた方には、天体を表す九曜星紋がぴったりでしょう。
「曜」とは輝く星を表し、それは☆ではなく、〇で表されます。
中心の丸は太陽、そして回りの8つの天体は、月、火星、水星、木星、金星、土星、羅喉(らご)、計都(けいと)。
この九星はインド占星術がルーツにあります。インドではそれぞれの九星を神格化し、占術を行いましたが、それが中国に渡り、宿曜道、陰陽道に考えが受け継がれ、人の誕生の時にどのような天体の影響があるかを占いました。
陰陽道では九曜星紋は天地四方の加護を示す文様とされましたので、平安時代では道中安全を祈って牛車の見えない部分におまじないのように描かれたものです。
この強力な文様が星の力を味方につけるようにと家紋化されたのはいうまでもありません。
この文様を家紋としたのは、戦国武将の伊達正宗、石田光成などの圧巻の面々。
占星術は生まれた瞬間の星の位置や動きが重要ですが、それは単なるガイダンスにすぎません。
人生の舵を取るのはあなた自身です。
九星をその手に治めて前に進んでください。

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