拝啓、企画生になった私へ
フリーランスになって3年目を迎えた6月、私は企画生になった。
企画生とは、コピーライターの阿部広太郎さんが主宰する『言葉の企画』という連続講座の生徒の愛称のこと。
フリーランスでPRやコラム執筆の仕事にも恵まれ、おかげさまで6月1日で独立して3年目を迎えた私。これまで、仕事柄たくさんの企画をたて動いたり書いたりがむしゃらに毎日を過ごしてきた。クライアントにも恵まれ、SNSをとおして私の活動を知る友人たちは口々に「順風満帆そうで何よりだよ。」と温かい言葉をかけてくれる。
出会いのストーリーは突然に
のらりくらり、マイペースに仕事もプライベートも過ごしてきた私。そんな中、突然、世の中の風向きが変わった。風の時代とも呼ばれ、それぞれの生き方が変わっていくこれから先の時代を、どうやって生きていこうか。そんなことを真剣に考えさせられる時間が増えた。
そんな時に手にとったのがTwitterで知った阿部広太郎さんの書籍
これまでPR業・コラム執筆・ライター、発信することはもちろん"言葉"を扱う仕事をしてきた私。何かヒントを得たくて、思わず手にしたのがこの本、そして阿部さんとの出会いだった。
3年目の成長痛
人は、成長をする前=ジャンプする前に一度グッとしゃがんでみる。しゃがんでいる瞬間はちゃんとジャンプできるか、飛び上がった時フラつかないで着地できるか…いろんな不安がつきまとう。
3年目を迎えた私も、そろそろフリーランスとしてさらに一皮向けたい。ぼんやりとした野望だけど、ちょっとそんなことを考えていた。まさに今、自分はしゃがんでいる時間。曲げている膝はちょっと痛い。
タイミングよく、募集が始まった『言葉の企画2020』。成長痛を患う私は、思わず参加のボタンを押していた。
申込から数日後、手元に届いた阿部さんからの「招待状」ここには書籍とともに阿部さんからのど直球な私たち「企画生」への気持ちが詰まっていた。この気持ち、受け止め切れているんだろうか…ちょっと不安になる私。
兎にも角にも、課題を終わらせないと、、、ワクワクよりも正直、焦る気持ちでいっぱい。阿部さんからのド直球の気持ちについていけているんだろうか。そんな不安しかなかった。
斜に構えている場合じゃない
事前課題をなんとか"こなして"開講日を迎えた私。
オンライン上に集まった企画生を前に、阿部さんはこう言った。衝撃だった。開講前、阿部さんのド直球の気持ちに不安に感じていたのは、その気持ちを直視できない自分の未熟さだったのかもしれない。
ひょっとしたら、不安を盾にして"斜に構えていた"だけなのかもしれない。
案の定、なんとか"こなした"私の企画は上位にランクインすることもなく。数票獲得していたけれども、ぜんっぜんだった。開講前に阿部さんはこんなことをTwitterで言っていた。
まさにこれだった。前日までの自分は、正直この言葉はまだ附に落ちていなかった。
オンラインとはいえ、画面から伝わる100人の熱量、課題への取り組み、そしてその結果。私の心は大いにざわついたし、講義終了後悔しくて悔しくて、改めて100人分全ての課題をもう一度じっくり見直した。
自分に足りなかったものは明らかなる熱量。こなすんじゃない"挑む”姿勢だった。
「全ての課題をチャンスと思って」
これだった。次回はテレビの企画。もっともっと本気で、もっともっと熱を持って。課題に挑もう。そう思った。
拝啓、半年後の企画生の私へ
この初回の悔しい気持ち、胸のざわつき。覚えていますか?
チャンスに満ちたこの半年にどう挑み、そしてどう物にしましたか。
100人の企画生に会えるであろう12月、そこにいるのは決して順風満帆ではないチャンスという波乱を楽しんだ自分がいるだろう。
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