お寺で行う夏の定番 - 池上本門寺のみたま祭り
こんにちは。コラボレーターのいたやゆかりです。
8月5日、東京の夏の風物詩である池上本門寺のみたま祭りに参加しました。 曽祖父母や祖父の兄弟が眠る場所でありながら、これまで足を運ぶ機会がなかった私。母に尋ねても、幼少期の曖昧な記憶しか残っていないと言います。
私の生まれる直前に母方の祖父は亡くなりました。幼い頃、盆の入りの13日に祖母の家に行ったことがありました。お盆の初日である13日は、ご先祖様の魂があの世からこの世へと帰ってくる日。お迎えの意味を込めて、提灯を手にお墓参りをした記憶が、かすかに蘇ります。
盆踊りやお盆の季節になると、ふとその頃のことを思い出します。提灯を持って歩いたのはその年だけで、その後は祖母の家に親戚一同が集まり、1日を過ごすのが恒例となっていました。
今回、池上本門寺のみたま祭りに参加し、改めて日本の夏の風情を感じました。境内には多くの露店が立ち並び、老若男女問わず多くの人々で賑わっていました。
櫓の上で踊る見本の方々と櫓の周りを踊る人々の姿は、まさに夏の夜の風物詩。 単なる娯楽以上の意味を持っています。先祖を敬い、家族や地域の絆を深める機会。そして、現代社会で失われがちな人と人とのつながりを再確認する場でもあるのです。
曽祖父母たちの眠る場所で開かれるこの祭り。私にとっては、自分のルーツを辿る旅でもありました。祭りの喧騒の中に、先祖たちの思いを感じ取ったような気がします。 みたま祭りは、毎年8月に開催されます。
来年のみたま祭りに参加するでも良し。他の地域での盆踊りに参加するのも新鮮かもしれません。チュロスやチーズホットクを露天で購入し、食べながら遠目に盆踊りを眺めるのも新鮮でした。
最近はフェスティバルを作ったり、イベント企画に携わるなど作り手にまわる機会も増えています。今年は、今までの地域のお祭りや盆踊り、花火に参加しながら存分に夏を感じつつ、「祭り」について自分の中での意味合いや解像度を高めていきたいと思っています。
それでは、味わい深く素敵な日々をお過ごしくださいね!