【週刊】中1男子 #29「門限」
子どもの頃に門限はありましたか?
私はありませんでした。大学卒業まで実家で暮らしていましたが、中学高校時代は学校の部活や塾が終わるとすぐ帰宅して夕食までには帰っていましたし、大学になって飲み会に行った時は帰宅が深夜ということもありましたが数回小言をもらっただけでした。
今回は私が直面している子供の門限についての話です。親側からだとガラッと視点が変わります。
22時半の帰宅
火曜日と木曜日の夜は、長男と喧嘩になる。長男は毎週2回21時半まで塾に行っているのだか22時までに帰ってこない。自転車で10分の距離なのに帰宅するのか22時半である。22時までに帰宅してほしいとお願いしているのにも関わらず。
ある日のこと、次男に本を読んで寝かしつけが終わり22時を過ぎてもやっぱり帰ってこない。出かける前に22時までに帰れと念押ししたのに。
帰ってこないのがすごく心配で、それでも眠くてウトウトしているうちに22時15分から22時半の間に帰宅していたらしい。
帰宅後トイレにこもっていた長男と話が始まって、なんで22時に帰ってきてほしいのか、なんで22時に帰らないのか喧々諤々の口論に。
それぞれの言い分
◆長男の言い分
・心配してもらう必要はない。
・なんで22時までに帰らなくてはいけないのか。
・21時半に塾が終わるが、その後友達と喋ってから帰りたい。
◆私の言い分
・夜遅いのは暗いし心配である。
・次男を寝かしつけたらそのまま22時に寝たいし、22時までに帰ってこないと不安で眠りが乱されるからやめてほしい。
・友達とは学校でも話せるし、塾は友達と話すために行っている訳ではない。
・友達と話したいなら塾の前に話す時間を取ってほしい。
これで平行線である。
その後の展開
「夜遅いのが心配だと言っても心配しなくてもらわなくていい、お父さんだって帰ってくるの遅いことがある。」
「お父さんは帰ったら鍵を閉めて1人で何でもやるし、大人だから帰ってこない心配がないけど、あなた場合は心配だ。そもそも生活がちゃんとできてないんだから。」
「じゃあ、生活がちゃんとしてるって何?」
「私がちゃんとしてると思ってることを言ったらその通りやるの?」
「やるかわからないけど、1回言ってみてよ。」
「一方的に言ってもやらないんだから、あなたが書いてすり合わせようよ。」
「やだよ、書いてよ。」
「わかった、じゃあ書いてみるから待って。」
パソコンの前で3分ほど、メモ帳にメモする。
長男、後ろから覗き込みながら
「あー、無理無理。」
そんなこんなで口論が続き、寝るのが23時半に。眠い。
後日
後日たまたま『7つの習慣』の研修に参加する機会があり、他の研修参加者と子どもの門限の話をした。(影響の輪の話の流れで)
研修の中で2人の男性とペアワークをしたのだが、お2人とも「自分も中学生の頃はそうだったので気持ちはわかる」「親の立場になって改めて聞くと共感しかなくて心が痛い」と言っていた。
そう聞くと「そういうものか」と素直に思えて相手の立場になれるから不思議である。俯瞰で見る、時が経たないと解決しないこともある、と達観することも時には必要なんでしょうね。
答えがでない状況に耐える力についての本『ネガティブ・ケイパビリティ』をもう一度読もうと思った。(今年3回目)
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