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心の鬼退治
我が家の朝は毎日バタバタ。
始業の早い夫は、7時すぎに出発。
小1の息子は8時頃に家を出ることになっている。
洗い物、洗濯物干し、保育園の準備に、自分の準備。
「もう時間だけど大丈夫?持ち物は?」
声をかけるので精一杯だ。
目線を移すと、テーブルの周りにはこぼれたご飯やお茶、着替え途中で裸のままの次男の姿が目に入ってくる。
心がザワつく。
毎日毎日同じことの繰り返し。
一日の始まり、朝の時間。
子どもたちにとっても大事な時間。
もっと心地良く過ごしたいのだけれど…。
なんだかんだで慌てることが、日常茶飯事。
穏やかにいられず、心ない言葉を発し、険悪ムード。
長男を玄関で見送って、リビングに戻る。
「ママ、あっくん(長男)に、もう少し優しい言葉で伝えられると良いんだけど…。」
4歳の次男につぶやいてしまった。
「ママのお腹に、怒りんぼ鬼がいるんじゃない?退治しなきゃ。よっちゃんはもう退治したからいないんだよ。泣き虫鬼はまだ退治できてないけど…。」
年の近い3人の息子たちと同じ空間で過ごしていると、日々色々なことが起こるし、喧嘩も日常茶飯事。
怒ったり、泣いたり、落ち着いたり、笑ったり。皆の感情が入り乱れて、私の感情も目まぐるしく動く。乗り放題のジェットコースターだ。
後から考えれば、笑って済ませられるようなことの方が多いのだけれど、
怒りや悲しみの感情に飲み込まれると、うまく切り替えられない。
笑えない。
怒りんぼ鬼や泣き虫鬼が出てくる前に、
何でもいいから笑っちゃうような仕掛け。
仕込んでおけたら、変われるかな。
私の思い通りの行動をとることを求めるような言葉や行動で、息子とお互いに悲しい想いをするくらいなら、何だかよくわからない踊りでも踊って馬鹿にされる方が、よっぽど幸せかも。
何かが脅かされていることを察知して、自分でもよく分からない、私の意識の奥深くにある世界に反することへの拒否反応が、ものすごいスピードで言葉や行動に出てくる。
これは、仕方のないことなのかもしれない。
私の怒りんぼ鬼が、何かを守るために戦おうとしている。
でも、その何かは、大切な人との関係を壊してまで守るべきものなのだろうか。。。
そんなもの、どうでも良い。うやむやだって構わない。
心の鬼を退治しよう。
豆をまいてみよう。
何でもいいから笑える仕掛け、考えてみよう。
やっぱり私はみんなで笑って過ごしたい。