愛犬がお留守番苦手にならないコツ。その1。安心感の作り方。
こんばんは。今日はお留守番についてのお話です。
留守番させると泣き叫ぶ愛犬にいつも胸を締め付けられているみなさん。
初めて留守番をさせるので不安でいっぱいというみなさん。
参考になれば嬉しいです。
早速ですが、お留守番はいきなりさせるよりも、いくつか準備をしてからの方が良いかと思います。ではどのような準備が必要なのでしょうか?
❶愛犬が安心して休める場所はありますか?
❷留守番の前にエネルギーの発散は済ませましたか?
❸愛犬が楽しく暇つぶしをするための、お留守番アイテムを用意しましたか?
順番に説明しますね。
1番の、愛犬が休める場所を用意できているか?
これはクレートでのハウストレーニングにもつながりますが、本来犬は囲われた狭い空間で休憩することに安心感を覚えます。巣穴のような感覚です。
なので、子犬の頃から、お外でたくさん遊ぶ→遊び疲れて休むときはクレートでぐっすり休む。という習慣をつけておくことで、クレートに入るとスイッチがオフになり、落ち着いて休むことが出来る様になります。
そうすると、お留守番の際も広い部屋の中にぽつんと残されるより、安全な巣穴の中で眠っている方が落ち着けるようになっていきます。
例えば、夜の体育館に、ひとりで取り残されて、朝まで出ることができないとします。(そんなことなかなか起こりえないけども。想像してみてください。)
「眠くなったら、寝袋でその辺で寝てください」という状況と、
「一人用のテントが張ってあるので、その中で寝袋で寝てください」という状況。
どっちが安心しますか?
真っ暗な体育館。むき出しの体。なんとか角っこ、壁際で寝れるかもしれません。
でも、テントがあるなら、テントに入りたくないですか?
そんな感じです。(伝わるかな・・・)
なので、リビングで自由にして留守番させる場合も、安心して休めるクレートや、囲われたベッドなど犬が落ち着ける場所に用意して、いつでも出入りできるようにしておきましょう。サークルの中で留守番させる場合も、サークルの寝床側に目隠しに布をかけたり、衝立を置いたりして、外を気にすることなく休めるスペースを作ってみてください。
また、窓からオモテの通りが丸見えだったり、庭に出しておいたりすると、外を通る人などが気になってしまい、ゆっくりお留守番するのではなく、自宅を警備しながらピリピリとしたお留守番タイムを過ごすことになってしまいます。
先ほどの話で言えば、夜の体育館で外で人がざわざわいったり、扉がガタガタ鳴ったりしてたら熟睡できません。
なので、できれば休めるハウスを用意して、外の景色が見えすぎないようにカーテンを閉めたり、窓の側には寄れないようにしたり、庭につなぎっぱなし、出しっぱなしにしたりしないようにしておきましょう。
特に、窓に張り付いて人が通るたびにワンワン吠えてしまう仕事熱心な(立派な番犬)わんちゃんには、強制的に刺激をシャットアウトしてあげないと、気が休まる時がありません。
安心してリラックスできるお留守番タイムにするためには、まずは環境を整えてあげることが大切になります。
(お留守番2に続く)