犬の正しい叱り方、できていますか?できていない場合、それは逆効果かも。
犬のしつけ、簡単なようで難しい、難しいようで簡単なテーマ。
「うちの犬には、何もしてないけどいい子に育ったよ?」
「ちゃんと叱ればいうこと聞くよ。」
「褒めてあげれば覚えるよ。」
そんな先輩飼い主さんたちの言葉が、しつけがうまくいかない自分に刺さります。
何もしなくても上手くいく場合というのは2パターンあって、
・そもそも動物の扱いが感覚的に上手い人
・犬がいい子
のどちらかです。
動物の扱いがなんとなく上手い、センスがある人、というのは叱るタイミング、強さ、なども上手いんです。もちろん一緒に遊んだり、犬の喜ぶポイントをつかむのも上手。
そうすると自然体で接しているだけでも、犬がたくさんのことを学んでいきます。
でも反対に、残念ながらセンスのない人、というのも存在します。
もし、自分が今犬を叱っているのにしつけがうまくいかない場合は、間違った叱り方をしているかもしれません。
では、正しい叱り方とは?
大切なのは3つのポイント。
・インパクト
・タイミング
・一貫性
これらをしっかり押さえて叱ることができた場合は、ちゃんと効果が出てきます。
インパクトは、その行動を一瞬でやめるだけの強さがあるか?ちゃんとデメリットを犬が感じているか?
タイミングは、して欲しくない行動のその瞬間に反応できているか。遅れていないか。
一貫性は、必ず毎回注意できているか。家族だけの時はいいけど、お客さんの前ではダメ、など毎回違った対応をとっていないか。
上手に叱れる人は、インパクト、タイミング、一貫性が完璧に近いです。そうすると犬が混乱することなく理解できるようになります。
でも、これって結構難しいんです。センスや技術が必要になってきます。
なので、今愛犬を叱っていても直らない行動があるという方は、何かがズレていて愛犬にきちんと伝わっていない可能性があります。
そのまま叱り続けていても関係が悪くなるだけなので、プロの手を借りるか、別の対策を取ることも考えてみてください。
そもそも叱らなくて済むように、環境を変えられませんか?
洗濯物を噛んで遊んでしまうなら、洗濯物は床に置かないようにできませんか?
ちょっとしたことですぐ吠えてしまう子、運動は足りていますか?
トイレからはみ出しておしっこしてしまう子、囲い付きのトイレにしてみてはどうですか?
「叱る」のにも技術が注意が必要、ということ。
どのタイミングで、どのくらいの勢いが必要なのか見極めて、ちゃんと伝えるために一貫性を持って対応する。
そのためには叱る側も冷静でないといけないこと。
叱る前に少しだけ考えて見ていただけたら嬉しいです。
みなさんの犬との暮らしがより良いものになりますように。