ロジック型と感情型(思考の偏り)

 今まで本当に心を許した人以外には当たり障りのないことを言うような関係性を築いてきた私でしたが、今年に入ってからはコミュニティの変化により、気が合う人以外と本音で話す機会が急増しました。その結果今は、どう対処したら良いのかわからず戸惑うと同時に、同じ環境に置かれた時にどうしてその人たちは自分と違う解釈をするのか、それを知っていくのが楽しくて仕方ありません。

 今年に入って私が衝撃を受けたタイプの人は、いわゆる人の感情というものが分からないと主張する、ロジック型(何事も論理立てて最適解を導こうとする)の思考がとても強い人たちです。今年出会った割合的には今までもおそらく出会ったことはあるはずですが、意外にもその人たちはロジックの部分を見せすぎないように人に合わせて調整ができているらしいので、私が気づいてこなかっただけなのでしょう。

 感情型の私の気づき


 さて、ロジック型の人と、感情ベースの私が話すとどんなことが起こるのか。ほとんど全てのことに対して、互いに自分の常識が通用しないことがわかります。自分の価値観に対して一切の共感が生まれていない状況は、みんな違ってみんな良いという考え方が染み付いている人でないと、相手を批判したくなる可能性のある状況だと思っています。私自身もまだそんな考え方が自然に出てくることはないので、どうしても心の中でどうして理解してくれないんだと、相手を責めることもあります。しかし自分の将来のためにも、相手は相手、自分は自分というスタンスを確立していきたいです。

結局どちらが良いのか

 全ての価値観について同じことが言えますが、どれが良いということはないと私は思っています(犯罪などは一旦無視して考えています。)もちろんこれに関しても捉え方は人によると思います。片方の思考が極端に強い場合、ロジック型の人は正しさは自分側にあると本気で信じ、感情型の人は相手を冷たい人だと感じてしまう。もし、相手を思いやろうとしている人同士がこんな状態になったらとてももったいないと思いませんか。

 私は感情で考え行動をするタイプなので、ロジック型の人たちのことを完璧に理解することはおそらくできません。そのため感情型の人たちがどんな風にロジック型の人と向き合うようにすると対立するだけにならず気持ちが楽になるのか、今のところ解決策が1つ浮かんでいます。それは、ロジックによって自分の考えていることや行動を否定されても自分自身を非難しないでいるということです。ロジックの問題点は、数学の解答のように答えらしきものを誰が考えてもある程度の納得感を持って導き出すことができるので、人によって大きな違いが見られる感情に比べて正当性を主張しやすいものだと思います。しかし説明できる物事が必ずしも正しいというわけではない、という考え方は持っておく必要があると考えるように最近はなりました。なぜなら私のように自分の考え方に自信を持つことができていないタイプは、ロジックに基づいて主張された正しさを理解はできてしまうので、自分の行動や言葉に不安を感じてしまうと思う(実際に私がそうだった)からです。

 結局この考え方も1人の人間の価値観にすぎないのですが、1つルールを決めておくと判断が素早くなり迷うことが減ると思うので、この気づきは大切にしておきたいです。

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