それからの世界1位
世界1位の記録を出してはしゃいだ日から早いものでほぼひと月、ランキング大会自体は競技を入れ替えながら毎週行われている。プレイする世代がある程度限られそうなゲームでもありながら、全世界あわせて数万人が毎週のタイムアタックに心血を注いでいるのは時代の礎を築いた伝説のハードの力と、今なお多くのユーザーに遊ばれている現行機の力が合わさった結果だろう。その数万人の中のひとりにはもちろん私も含まれている。
一度世界1位タイの記録が出ればそれでいいか、とか思っていたらとりあえず一回目で出てしまったものだからやっぱりまだまだやめられない。今のところ毎週、それこそ『何かしらの世界1位』を出しながら遊んでいる。シンプルな競技、簡単な競技が多いが、それがこのゲームの大きなポイントだ。数秒ですぐ終わり、理論値が把握しやすいおかげでゲームがあまり上手くない人でも『できそう』と思わせてくれる。のめり込みすぎるのは考えものとはいえ、やってみよう、という気持ちを育ててくれるのはゲームという媒体の魅力のひとつではないだろうか。
というわけで、がんばれば次も多くの人が取れるかもしれない世界1位の軌跡がこちら⇩
フリーフォールチャレンジに至っては1位タイが10000人くらいいるらしい、というウワサもあった(それが本当だと上位0.1%にならない気もする🤔)。それでも別にいいのだ。1位という結果にこそ夢とロマンが詰まっている。考えてみると分かりやすい話で、1位タイがたくさんいるということは、そこから0.01秒遅れればもう数百位・数千位になってしまうわけだ。達成感や自己肯定感がまるで違ってくる。
何らかで世界1位になろうと思えば、たいていは才能と環境に大きく左右される。けれどゲームなら、それもシンプルで遊びやすいものなら、必要なのは少しの努力とチャレンジ精神くらいだ。
たかが、されど。『世界1位です』といえるものがひとつくらいあれば、人生はちょっとばかり楽しいよね。