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グッズデザイナーの仕事の流れ

コンニチハ。
「グッズデザイナーになりたいな♪」と思う学生や、「グッズデザインをやってみたいな」と思う転職希望者に向けて書きます。

参考になると良いな。とどけ〜。

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※ご紹介する内容は、あくまでも一例です。

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①デザイン依頼

※「フリーランスの場合どうやって仕事を獲得するの?」という話は別の機会に書きます!

仕事の依頼が来たら「ハイやります!」と二つ返事せず、どのような依頼なのかを確認します。

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(1)企画の概要
自分の力量で対応できる内容かを検討します。
「出来ない」と断ることは基本的にしません……が、守備範囲外の依頼が来たときは断ります。「専門の人に依頼した方がお互いに幸せだよ」と。

(2)アイテム数とスケジュール
監修会の日程、入稿リミット、販売日など、〆切を聞きます。逆算して、デザイン制作に使える日数を割り出します。
依頼された時点で修羅場確定詰みスケジュールもありますが、特急料金を頂く交渉をして処理します。

(3)予算とデザイン費
大人の事情で、お金をいっぱい動かせる案件と動かせない案件があります。依頼者は、それをわざわざ言わないことがあります。
デザイナーは、依頼書を見て「このくらいの金額が欲しいな」と思います。

お金の話をするのは大変気まずいですが、……気まずいですが、…………いや、ほんと気まずいのですが!!!
あとで揉めるのはツライです。最初に言った方が良いです!
自分だと思うとやりづらいので、別人格を宿して交渉しよう。もしくは相手と信頼関係を結んで交渉しやすくする。

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②打ち合わせ(ヒアリング)

インハウスデザイナーなら企画会議から参加できる可能性が高いです。制作会社のデザイナーでも、顔を合わせての打ち合わせが多め。
フリーランスや在宅デザイナーの場合は、メール&電話とかスカイプを使うとか、会わずに済ませるかも。相手によります。

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(1)企画背景や販売意図
「作品はコレで、作るアイテムはコレね。ヨロシク!」とノリで依頼されても必ずヒアリングしましょう。
監修からの戻しで「アニバーサリーグッズなので“お祝い感“を出してください。やり直し」と言われたときは……( ´△`)
関係者全員が多忙のため省略したくなりますが、省略しちゃダメ。案件ごとにグッズ製作意図は異なるのだ。よゆうのあるひとって、カッコイイよね。

(2)デザインの内容、方向性
依頼者がうまく表現できないこともあります。依頼者の言う「こういうイメージで作ってください」の”イメージ”が広範囲で、認識違いがあるかも。どのような完成形を目指すか、すり合わせます。
「この作品よくわかんないからお任せで!」と言われても、めげない。

(3)版権素材のレギュレーション
版権ごとにOK・NG表現があります。あらかじめ確認します。

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展開するキャラクター数が多い場合は、まず1〜2キャラだけで作って方向性を確認してもらいます。問題なければ全てのキャラクターで展開します。
※このあたりの進め方は会社・人によるので、仕事相手と確認します。

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ブラッシュアップしたデザインを監修会に提出します。OKであれば入稿データ作成へ、NGであれば修正対応をします(結果、アイテムが没ることもある)。

分業制だと、デザインと監修提出は別の人間が対応します。インハウスデザイナーだと兼任するかもしれません。会社の方針によります。

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にゅうこうみすはこわい。

製作したサンプルに問題がなければ量産・販売の流れとなるので、デザイナーの手から離れます。依頼完了です!

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「副資材」という言葉で合っているんでしょうか……? なんと呼べば。

グッズに付属するものたちを作成することもあります。取説やJAN、コンプリートボックスのパッケージ、twitter宣伝用のグッズ画像です。
ECサイトを持つ会社のデザイナーだと、WEBチームと連携してサイト掲載用の画像を用意します。

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業務の基本的な流れは、ほかのグラフィックデザイナーと同じなのかな?

ではサヨウナラ!


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🪅ユカシ🪅
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