『東京タラレバ娘』という漫画をご存知だろうか。 わたしはあまり漫画を読まないが、あの漫画は大好きだ。 ドラマもやっていたが、ドラマも見逃し配信されるたびに観てしまうほど大好きだ。 あの作品には、名言が散りばめられている。 あの漫画を読んでいて思ったことが一つある。 過ぎ去った過去はとても美しく、儚く、現実を生きるのはとても厳しいということだ。 そして、本当に欲しいものは手に入りにくいということ。 ふと思い返すことがある過去は、どれも美しい。 ああ戻りたいと思うことがあ
よく結婚相手は自分の父親と似ると言うが、これに関しては、ノーだと思う。 父親と夫は正反対だ。 私の父親は寡黙で、夫はよく喋る。 父親は社交的ではないけど、夫は社交的だ。 もうその時点で正反対だ。 私は父親が40歳の時に生まれた。 年がいってからできた子供だからとても可愛がられた記憶がある。 いつもお姫様のように扱われた。 あれが欲しいとねだれば、1週間には手に入った。 あそこに行きたいと言えば、次の休みには連れてってもらった。 幼稚園の時は、毎日自転車の荷台に乗り送
リップを集めるのが好きだ。 唇はひとつしかないのに、リップは多分100個くらい持ってる。 どのカバンにもリップが入っているので、出先でリップを忘れても困らない。 どれも同じものはなく、絶妙に色が違い、質感も違う。 女性が化粧を初めてした時に、手に取るものはリップが多いのではないだろうか。 私は初めて口紅を塗った日のことを今でも覚えてる。きっと幼稚園か小学校の頃だろう。 母親の真っ赤な口紅だった。 塗って鏡を見ると、顔が大人びて見えた。 衝撃的だった。 顔にひとつ色が
他人から投げかけられた言葉は時に呪いと化す。 そう気が付き始めたのは、幼稚園の時に好きだった男の子から言われた一言がきっかけだ。 「ゆかちゃんのママは外人なのに、ゆかちゃんはママに似てないのはなんで? なんでゆかちゃんは日本人なの?」 素朴な疑問から投げかけた言葉だろう。 子供とは純粋だ。 その日からわたしは両親に、何故わたしは母親と似ていないのか。ということを聞くようになった。 母親は似てるよ。と私を諭した。2人で鏡に並んだ。全く似ていなかった。 幼稚園にAちゃ
威厳のある女になりたい。 ここ3年ほどそう思っている。 わたしの中で威厳のある女とは ・上沼恵美子 ・デヴィ夫人 ・藤島ジュリー わたしはよく初見の人に舐められる。 相手は舐めてるつもりはないのだろうけど、私はどちらかというと童顔だ。 おまけにあまり自分に自信がない。 初見に人だと余計に自信がなく慣れるまで無駄に愛想笑いをしてしまう。 その態度が余計に自信なさげに見えるのだろう。 腹の中では、こいつ私を舐めてるなとは思う。 しかし顔は満面の笑みで、少し自信なさそうに笑
私は今年32になるのだが、過去に死にかけた事が2回ある。 1回目は、3月11日に起きた東日本大震災 2回目は、割と最近。 よく人は死にかけると人生の価値観が変わる。と聞いた事がある。 ところが実際のところ、何の価値観も変わっていない。 2回目に死にかけたその1ヶ月程前に、日本において最強のパワースポットである富士山に登っていた。 登山が趣味ではない。 ただの好奇心と、パワースポットという言葉に惹かれ軽い気持ちで、高校時代の友人を誘ったところ、あっさりいいよ!と言われ、
犬の形をした愛。 犬のことをこのように比喩表現で表しているのを何かで見た。 わたしは犬を4匹飼っている。 結婚を理由に飼ったわけではなく、独身時代から1人で4匹飼っている。 どの犬も個性的だ。 顎が出ていてしゃくれている15歳の犬 眉毛が凛々しく手足が短く愛想のいい犬 後ろ足が生まれつき不自由だが我が家のヒエラルキーのてっぺんにいる犬 わんぱくで毎日毎日懲りずに怒られているがなんだか憎めない犬 私は特に、最後に書いた犬にとにかく手を焼いている。 少し外出しようもんな
文才があるわけではない。というかむしろ致命的だと思う。日本という国で生まれ、日本という国で育ったのに、自分の思ったことをうまく言語化出来ない。 そんな時の言い訳はいつも、母親がフィリピン人だから。ちなみにわたしは、ばりばりの日本人顔だ。とっても致命的だと思う。これが20代前半なら笑えたのだろう。もう笑えない年に差し掛かってるのは、今は無視しておこう。 だから特にテーマにこだわらずに書きたいときにつらつらと書こうと思う。 私は今MISIAのアイノカタチを聴きながら、近所のド