幼児教育に目覚めた日のこと
どうやら幼児教育に興味があるらしい
まもなく私の娘が3歳になる。同時に私も「母親」が3年経過することになる。
ママ友は1.5人という状態で、予想通りほぼいないに等しい。とはいえ0歳児の頃から子供支援センター(児童館)や図書館での読み聞かせの会、保育園の園庭開放などイベントにはかなり多く顔を出していたので、多くの母親とは会って来た。
多くの母親に会い、その場限りでも会話をする中で自分の育児に対する興味関心が浮き彫りになって来た。どうやら私は子供への教育手法に興味が強いようなのだ。
はて、私はなぜ教育手法に興味が湧くのか。そんなことを考えていたら、ふとその始まりの日を思い出したのでこの記事を書くことにした。
女子高生とシュタイナー教育
遡ること25年前(!)となる高校生時代。ちょっと変わった高校生で哲学や倫理にどっぷりはまり、倫理の先生をつかまえてあーでもないこーでもないとほぼ毎日持論を聞いてもらっていた。その大好きな倫理の授業の中で、覚えている話はいくつかあるのだが、その1つがシュタイナー教育だった。
シュタイナー教育とはオーストリアの哲学者ルドルフ・シュタイナーの提唱した理念に基づく教育で、ここでは詳細を省くが、当時授業で先生はこのように説明していた。
「時間割というものはなく、外に出て花を見ながら理科の授業をし、足元に落ちている石を使って算数の授業をする」
うる覚えとは思うが、この話を聞いた時は相当衝撃だった。
「自分が今当たり前だと思っている教育は当たり前じゃないんだ、私の子どもは絶対シュタイナー教育を受けさせよう!」
と決意したのを覚えている。ちなみに娘が4月から通う幼稚園はシュタイナーではない(笑)
そこから教育を極めようと思うこともなく、すっかり忘れて時はたってしまった。女子高生ってまあそういうものだったりするのだ。
何人もの専門家から念を押されたこと
私は大学卒業後2社経験したのち独立し、主にフリーのコンサルタントとして活動していたが、妊娠を機に辞めてしまう1年前頃から、なぜか子供向けのサービスを手がける個人・法人のお客様のコンサルを担当することが多くなった。知育・食育・脳科学・自然派育児・ネントレが主な分野だったが、コンサルを通じて自ずとそれらの分野に詳しくなった。
そのお客様皆が言っていたのは「大事なのは0歳〜3歳」。その事実を証明するグラフなども散々見て来たことから私も信じることにし、子どもとの関わり方は初っ端からかなり気合い入っていた。
私の幼児教育
0歳は独学のモンテッソーリ教育をベースとした育児を行い、毎日実況中継のごとく一人で話し続けたり手作りのおもちゃで遊んでいた。砂糖なし育児、キャラなし育児も取り入れていた、これらについてはまた追々語るとして…。そのやり方にも限界を感じ0歳11ヶ月で幼児教室に入会した。その幼児教室も「0歳〜3歳が重要」だと語っていて、主に母親への育児教育をおこなってくれるということもあり、私の「教育脳」はますます刺激されていった。
月日はたち、幼稚園選びの時期がやって来た。コンサルタント時代に培っていた教育知識は3歳まで。それ以降はもう頭の中に何の知識もない。幸か不幸か自宅周辺は信じられないくらい遠方からも園バスが来るほど園バスには全く困らない地域であり、と同時に選択肢が多すぎて幼稚園選びに苦戦する。
シュタイナーのことが頭にあったからか、山一個分が幼稚園になっている自然に溢れる第一志望の園は何度見にいっても違和感を感じ、幼児教室の先生から絶賛された園は悪くないけれど物足りなさを感じ、もうこれは自分で調べるしかないと幼児教育の本を開いてからもう熱が止まらない。
最後に
いまや、自分の子供のためはもちろんのこと、自分の興味関心のために調べていると言っても過言ではない。毎日私が得た知識の実験台となってくれる娘には感謝しても仕切れない。ありがとう。