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🐾犬と睡眠

わたしは旦那様とはねていない。

子供たちともねていない。

少しの気配や音などですぐに目が覚めてしまうから。

むりくり部屋にシングルベッドを買ってねどこを作った。

大好きなブルーグレーであわせたお気に入りの寝具で
快適な睡眠ライフ。



ところが


保護犬を我が家に迎え
わたしは犬とねることになった。

お留守番ばかりの彼にとっては
わたしに甘えられる大切な時間。

じゃけんには出来ない。

保健所にひきとられた野犬の赤ちゃんだから

まだまだ母親は恋しく、私の布団にもぐりこんでくる。

いちど、私も布団をかぶって

子犬をなでながら胸にかかえこむ。

こんな暗い洞穴のような場所で
お母さんのそばでねていたのかな。

すうーすうー

おおきく呼吸をして、心音と息の音を子犬におくりこむ。

安心してね ママがいるよ


だっぷりと体重をあずけて  
すやすやねむる犬。


それからずっと
犬はいつもわたしの寝床にやってくる。

犬は成長し、子犬ではあるが

もう子犬の大きさではない。

背は伸び
足も伸び
子犬の大きさではない。

そのからだで夜になると
ずんとベッドにあがり布団に入りたがる。

おっきい。
横並びで抱えてねるなど
もうムリだ。

でもくる。 

とぐろを巻いて
すやすやとねている。

わたしも
すやすやねたい。

快適な睡眠時間確保のために
なんとかしたい。

そう思っていたら

こどもが使わなくなって
どうしていいかわからない邪魔なものになっていた、大きなトランポリンが目に入る。

ヤフーショッピングで
「トランポリン  クッション」と検索すると

顧客ニーズをガッチリとらえた専用のクッションをみつけた。

すぐにポチる。


立派な犬用ベッドになった。


これでわたしは快適にのびのびねれて

犬もわたしの側で快適にねむるだろう。

そう、そこが君のねどこだ。


あ、ねた👍️

よしよし

これでねれる。


しかし

夜になりわたしがねどこに入ると

どーん
わさわさわさ

布団をめくり入ってくる。

落ちそうになっても

足をこちょぐっても

背をむけても

枕にされても

いっこうに布団の中にいる。


いっそのことわたしがそっちのベッドにいこうか

そう迷っているうちに

いつのまにかわたしも
ねむってしまった。


でもきっと
このぬくぬくとした
もの言わぬ愛そのものが

いなくなってしまったら

それはとてつもなく

さみしい夜になるだろう。

今日もわたしは犬とねる🐾

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ゆかみん
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