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親の選択から自分の選択へ:週末1時間の自主時間のすすめ

文章力養成コーチの松嶋です。2019年のnoteにこんなことを書きました。

“ボーディングスクール卒業生へのアンケートで、何が良かった?と伺ったところ「自分で選択をして生きているという自負」感とのこと。自分で人生を選択しているという自信ですね。この辺を子どもたちに是非とも付けたいところなんですが、現実は「親が選択をした方法で生活している」のが日本のほとんどの家庭ではないでしょうか。

私の授業では、最近どう?とか週末何してた?という質問を、授業の初めに投げかけます。本当に何をしていたのか聞きたいわけではなく、自分の身の回りで起きたことがらを、相手にきちんと伝えることができるようになるという言語コミュニケーションの指導の一環なのですが、最近気になるのは、週末のスケジュールに主体性がないこと。

朝起きて、午前中部活に行って、午後は塾に行って、午後は学校の宿題をやって、寝ました。

どの予定も、親か学校か塾が決めたもので、自分で行動を選んでいない。

いや、先生、そうは言ってもやることがいっぱいで。

いえ、主体的に考えれば、やることも減らせるんですよ。それをしていないだけ。

そんなことをしたら学校の勉強に送れる?志望校に受からない?

それって本当ですかね。そういうこともじっくり考える時間を持てていなくて、大丈夫ですかってことです。

子供が将来何になろうかとか、こんな人間になりたいな!とか、そういうことって、忙しすぎる中では思考できないんです。主体的にっていっても無理がありますよね。でも、主体的に生きる人間にならないと、学校の勉強ができないより、悪い状態になります。

そういう子にはこうアドバイスをします。まず、週末の1日に1時間でいいので、自分が決めたことをする時間にしようと。

気持ちを明るくするのに、窓を拭こうかな
図書館に行って、雑誌を読みまくってみようかな
ラーメンを麺から作ってみよう(生徒の実話)

したいことを主体的にする。残った時間で、宿題を済ませる。
その方が、結果的に「できる」人間になる。そう思う今日このごろです。

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