感嘆符を書かないで、その記号を入れた気持ちを言語化する
「いいかげんにしろ!」と怒鳴った。
人のセリフで「!」が付いていると、あ、その人は、大きな声でそのセリフをいったのだと分かりますね。
こんな会社、もう辞めてやる! と思うが、再就職も難しそうでいつもなおざりになってしまう。
心の中の叫びは分かります。でも、この場合は「!」を付けた気持ちを言葉に置き換えるといいんです。
こういうことがあるたびに、こんな会社、今度こそ辞めてやるのだと、人生一大事の決意をするのだが、再就職も難しそうでいつもなおざりになってしまう。
これで、読者には見えなかった気持ちが見えるようになりましたね。「!」は便利な記号です。感動、驚き、怒り、強調などの感情を表わせます。しかし、そのプロセスが見えないんですね。
こんな会社、もう辞めてやる!の部分が、感動なのか、驚きなのか、怒りなのか、強調なのか、ただ単に強く思っただけなのか、あなた以外は知りません。
もちろん見た目が大事。パッと見た時に「!」が見えた方がいいじゃん!(←こんなふうにw)って思うなら、言語化したあとに、付けてみたらいいんですよ。
こういうことがあるたびに、こんな会社、今度こそ辞めてやる! と、人生一大事の決意をするのだが、再就職も難しそうでいつもなおざりになってしまう。
疑問譜も同じ
こんなことも分からないのか?と悲しくなる
「?」(疑問符)も同じですが「?」は疑問の時にしか付けないので、それほど説明の必要はありません。ただし「!?」のように、感嘆符とセットになるとやはり、この記号を付けた理由を一度言語化するといいでしょう。
もちろん! 切迫した雰囲気を出すのに、多用することもありますよ! それは表現なのでご自由に! ただし! その意図が誤解されないようにしたいものですね! 誤解されるのは書き手ですから! あなたが損をしますよ!(印象が変わりますね……笑)
学校の国語教育では、「!」を使わないように指導します。教科書にも出て来ません。
公文書では「!」や「?」の使用は禁止されていましたが、最近認められるようになりました。むしろ公文書では、あまり使ってほしいものではありませんがね。