児童虐待?親に注意するしないの境界線
埼玉県議会で、条例の改正案が提出され、話題になっている。
簡単に言うと、親は、外出する時に(もしくは会社から帰宅するまで)小学校3年生以下の子どもを、子どもだけで家に置いてはいけないというもの。
日本の実情、例えばベビーシッター制度が普及していない、学童や保育園に希望したけれど入れないなどもあるし、逆に今まで古い時代にあった地域のコミュニティ(両親の留守中、夕飯を近所のうちで食べるとか、あったよねえ……)の崩壊などを考えると、アメリカなどでは当たり前のこのような条例が、日本には合わない気がする。気持ちは分かるけれど、ちょっと先走った印象。SNSなどを見ていても、共働き世帯からの反対意見も見受けられる。
さて、私。買い物に行くと、1年に1度くらいの頻度で、駐輪場に止められた自転車に、子どもを乗せたままの状態で親が店内に入っているのを見かける。逆切れされたりして、トラブルになっても困るので、注意しない人がいるかもしれない。私は、たまたま市での肩書があるので、そんな名称を出して忠告すると、いちおう、それっぽく謝ってくれる。
私は車がないので、自転車置き場でこういう感じだけど、駐車場の自動車に置きっぱなしだと、さすがに通報モノだ。でも、戻ってきた親に、直接は注意しないと思う。その境界線はなんだろう。
トラブルになるから注意できない。逆切れされたら困るから通報できない。こんな状態だから、虐待という大きな事件に発展してしまうのではないか。
いったい、何を見直せばいいのだろう。
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