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【介護と防災】これで、鍵がかかっていても救急隊が入れる!
文章力養成コーチの松嶋です。遠距離介護もしています。
ちょっと田舎に住む友人の話
「母親が玄関前で転んだんだけど、近所の人が病院に運んでくれて入院できたんで、仕事を終わらせてから駆け付けた」
ご近所チームワークがなんとも羨ましい!
別に都会ぶるわけじゃないけど、東京では難しい話です。
私は、遠距離介護を始めて、見守り体制を整えてきました。
部屋の清掃やごみ出し、父のデイサービスの送迎、夕食の宅配など、1日数回何かの機会でヘルパーさんが家に来るので、もし倒れたとしても早期発見にはなる
見守りカメラをリビングと寝室に設置。動くものがあれば録画開始
近所で仲の良い人、近くの行きつけの整体院の連絡先を入手
実は先週、歩けない父が、なんと立ち上がり、椅子に戻ろうとして転倒。父は自力で起きられない、母も父を起こせないという状況になったのです。
その時、本当にたまたまカメラを見ていた妹から
お父さん転んだみたい
とLINEが入り、私も慌ててカメラを見ると、横になった大きなリラックスチェアが目に入りました。父は物陰に隠れて見えません。音も聞こえるのですが、母は慌てて「お父さんお父さん」と連呼するのみ。
まずは電話をかけたのです。
「カメラ見ているんだけど、お父さん転んだの? 意識はあるの?」
「頭打たなかったみたい」
「起こせないよね。誰か呼ぼうか?」
「あー、どうしよう!早くして!」
と会話不成立。電話も切れてしまいました。
妹と連絡を取り合い、マンションの1階にある母の行きつけの整体院さんに電話。その間、妹も母に連絡を取ったのだけど、興奮していて切ってしまう始末。
あとから母に聞いたのですが
こんな時に、どうして電話なんか、かかってくるの!?
って思っていたらしいです(笑)
その時は、整体院の整体師さんが来てくれて、父の様子を見ながら起こしてくれました。起こしたあとも、体をチェックしてくれて、心強かったです。
人間、慌てると部屋番号でさえ言えない
その時の出来事なのですが、整体師さんから「部屋番号は何番ですか?」と聞かれて、私も咄嗟に出てこなかったのです。〇階にエレベータで上って、左に曲がって一番奥。そんな覚え方しかしていません。荷物を送る時も、Amazonにしろ楽天市場にしろ「実家」というボタンを選べばいいので、久しく部屋番号を認識していませんでした。
その時はなんとか出てきたのですが、次の時のために、壁にメモを貼りました。また、母の携帯(らくらくほん)のトップ画面のボタンに、妹と私の電話のショートカットを配置しました。また、それでも慌てると「どれを押すんだっけ?」となるので、トップ画面を写メしたものをコンビニでプリントアウトし、スマホのポケットに入れました。
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らくらくほんじゃなくても、ショートカットは配置できるので、設定してあげるといいかも。
あとは、携帯を携帯してもらうこと。これが一番大事。
中から鍵をかけていたら入るのは無理
何回電話をかけても慌てて切ってしまう母でしたが
「整体師さんを呼んだから玄関のカギを開けて」
ということだけは伝えられました。
そして、無事に整体師さんがたどり着けたわけですが、これは母が動けたから。父は歩けないので、逆だったら無理です。
そこで、次のような準備をしました。
合鍵を1つ作る
その合鍵を、暗証番号で開くキーボックスに入れる
そのキーボックスを、これまた暗証番号で開く自転車ワイヤーで玄関の外にあるストッカーの中にくくり付ける
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内側から鍵がかかっていて、カメラで事故が確認でき、その様子から救急車が必要だと判断した場合、東京からでも119通報をし、必要に応じて暗証番号を伝え、合鍵で中に入ってもらう。
この作戦を立てました。キーボックスごと盗まれてはいけないと思って自転車用のチェーンでしばりましたが、ゆるくつけてあるので、チェーンをはずさなくてもキーボックスは開けます。
ちなみに、番号は何回でもリセット可能です。友人に話したところ、
これ、建設現場とかでも使ってますが、使っているうちに合わせる番号の位置が微妙に合わせづらくなってきたりするので、時々、開閉チェックした方がいいですよ。
というアドバイスをいただきました。ありがたや。
実家に帰るたびに、チェックしようと思います。
スマホで操作できるものもありますが、停電などでWi-Fiが切れていたら困るので、アナログですが、ダイアル式にしました。