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財布も行動も管理されない。ポイントカードをもらわない素敵な世界

今日は50代のおばちゃんらしく、庶民的なお話を(笑)
私は、以前、ポイント活用に燃えていました(笑)
生活費用のクレジットカードを1枚に統一し、保険や交通費、大きな支払いもそのカードに統一したことで、ポイントがかなりお得にたまり、それを生活費に当てていました。月に6,000円はもらってた。全部Suicaに換算して、交通費で消えていました。今考えると、よく頑張ったけど、何も成長しない行動だったなと反省しています。
カードもたくさん持っていました。50枚は持っていたと思います。「ポイントカードを作りますか?」と笑顔で聞かれると、念のためもらっていた。そんなカードが大量にたまって、探すのが大変なぐらいでした。
20年ほど前に、それらのカードを整理して、2つに分けました。私は東京のJR中央線の真ん中あたりの駅が最寄り駅なんですが、そこから上り方面、吉祥寺やら新宿やらに出かける時に使うポイントカードと、下り方面、立川で使うカードの2種類に分けて、カードを分けて、カード入れに入れていました。
使っていたカードホルダー、もう捨ててしまいましたが、こんな感じのものでした。(ここにもポイント10倍って書いてあるw)

なぜ、上りと下りで分けたか? それは、行く店が違うからですね。吉祥寺に行く時は電気屋はヨドバシだったし、パン屋はここ、お惣菜はここってだいたい決まってた。立川に行く時は電気屋はビックカメラみたいにね。でもその時は、行動を制限されていることに気づいていませんでした。もったいなかった……。

ポイントカードの弊害をなくそう

ポイントカードを作ると行動が制限される

例えば、吉祥寺でパン屋のポイントカードを作ったとします。ポイントが貯まると商品に交換できたり、会員サービスデーには割引があったりします。でも所詮パン屋。もらえる景品はパン等で、せいぜい300円くらい。その絶対価値を忘れないでいて。300円です。パン屋で300円だと結構いいパン買えるよ?じゃないの。300円という価値は、どこでも同じはずです。ありえない話だけど、高級外車を買って、300円券がもらえるのと、価値は同じなのです。
パン屋はそこは全部計算して、商品に上乗せしています。もしくは、何かの経費を減らしているのです。だから、むしろ、外車の場合より、上乗せ率は高くなります。
一番恐ろしいのは、というか、それこそが、ポイントカードの目的そのものだけど、そのカードを持っていると、吉祥寺ではそのパン屋にしか行かなくなることです。でも考えてみたら吉祥寺などの街では、絶えず店が入れ替わっています。新しいお店もどんどんできてるし、期間限定のお店もあるし、駅構内のイベントブースでパン祭りみたいなイベントがあり、色々なお店が出店する場合もありますよね。
ポイントカードは自分のお店だけに来てほしいために、店側が作るカード。店は、カード自体の製作費も、カードリーダーの機械代も、カードの利用率も還元率もちゃんと計算しています。そこにまんまとはまっていると、他の店に行くチャンスを失ってしまいます。洋服屋も、ケーキ屋も、おにぎり屋も、お弁当も、お惣菜もそうです。じゃあチェーン店ならいいかと言うと、それこそ本当に気をつけた方が良くて、せっかく違う街にいるのに、ポイントカードが使えるからとチェーン店に行くなんて、ナンセンスですよね。

ポイントカードはレジでの時間を長くする

先日、某コーヒーショップで年配の女性がコーヒーを購入されていました。ちょうどその日は割引デーで、ポイントカードの提示があると5%もコーヒー代が安くなるとのことだった。コーヒーはそんなに安いものではないので5%安くなったらいいと思うが、それにしてもその5%とは、50円ぐらいです。
店員もサービスデーだということを伝えるが、その年配の女性は、カードを持ってるかどうか分からないとのこと。位置的に、私の目にもその年配の方の財布が目に入ったんですが、もうカードでパンパンな状態。ぎゅうぎゅうに詰まったカードの中から、このお店のものを探すのは、相当に大変だと思いました。多分お年を召すと、こういうもの整理は結構大変なんじゃないかと思います。どこのポイントカードなのか、店名だけから思い出すのも難しいし、ましてや期限や規約は、小さい文字で書いてあるから読めないと思います。
その年配の方は「もう結構です。お支払いします」と言い張っていましたが「ポイントカードがあるとお安いんですが、お作りしますか?あとで合算もできます」と、店員さんが新しいポイントカードを作るように勧め始めました。
結局、その店員さんが、色形から自分のお店のポイントカードを遠目に見つけたようで、「これですね」「え?」「これです。これがうちのカードです」と指をさしていました。まさか人の財布を掴んで出すわけにはいかないのでしょう。
結局、そのご年配の方は50円安く、コーヒー豆を手に入れることができたのでした。めでたしめでたし。
でも、その時、次の私が待っていた時間は約2分です。せっかちで気の短い人だったら、苦情の一つも出ていたかもしれません。そしたら、ご年配の方が可哀そうですよね。
たとえ若い方であっても、ポイントカードを使うことで、明らかにレジの時間は長くなっています。

精神的な管理コストが発生する

ポイントカードには、有効期限があるものとないものがあります。まずそれの区別が必要です。そして、有効期限がある場合、それがいつかというのも時々チェックしなくてはいけません。
ポイントカードが使えるから安くなるはずと思って、わざわざ他の店に行かず、該当の店に行き、支払いの時になってカードが見たら、有効期限が過ぎていて、カードを新しく作ることになることもあります。
得なんだか、損なんだか(笑)
行動を制限された分、むしろ損と言えます。
なので、
1 この店のポイントカードがあるかどうか
2 あった場合、有効期限が過ぎていないかどうか
をチェックするコストが発生します。毎回それをする精神的な管理コストを考えた方がよさそうです。

汚い

ポイントカードは、衛生的にも不安です。また、カード入れやお財布に入れると、紙の場合は角が取れてきます。当然ですが、色やフォントも統一されていないので、見た目の統一感なく、財布を開いた時に、庶民くささが発酵している雰囲気です。

で、4年前にブタのようなお財布をダイエットしました。その話はこちらで。

その後、色々なものが軽くなって、今現在、お財布の中にはポイントカードは1枚しか入っていません。毎日行っている生協のぽぺたんカードです。ぽぺたんカードは、アプリもあるのですが、信じられないことにポイントに対応しておらず、アプリ自体の評価がものすごく低いので、物理カードのままにしています。他の有名なポイントカードは、全部アプリに移行しました。

そんな私の現在のポイ活

現在は、前述のぽぺたん以外、楽天ポイントに集約してます。お店のポイントカードは全部お断りしています。
紙の場合は「森林保護」
アプリを勧められた場合は「精神的な管理コストが高い」

このキーワードでシャットアウトしていますし、実際、1ミリも困りません。確かに、もらえるはずだった、ポイントはゲットしていません。でもそれって、50円とかです。いや、50円は大金です。馬鹿になどしていません。そうではなく、行動を制限されることもなく、50円の価値を他に生み出せばいいはずなんです。生活を豊かにするためにポイ活をしているのに、ポイ活のために時間を割いていたら、本末転倒ですよね。
私は、ポイントをほったらかし投資に回しています。楽天のポイント投資です。毎月決まったポイントが、自動で投資に回ります。元がポイントなので、減っても気にしないし、投資信託なら、放置が鉄則なので、管理コストがかかりません。もうかなり放置していますが、この前ちらっと見に行ったら、2%も増えていました。銀行に預けるより、死ぬほどいいですよね。再投資型なので、あと10年ぐらい放置していたら、1.5倍ぐらいになるかなと感じています。
※これは個人の感想なので、自分で投資をする時はちゃんと自分で調べてくださいね。

今後の目標

毎日、何ポイント貯まったのか把握して、喜びをかみしめたいタイプの人はそれでもいいかもしれませんが、それよりも、自分に投資をして、ポイントで安くなるという理由でお店を選ぶより「この店はポイントはつかないけれど、環境に配慮しているから選んでいます」「この店は、ポイントはつかないけれど、サービスは最高です」という理由でお店を選び、そのようなポリシーに対してきちんとお金を払える自分になることが目標です。


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