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180cmのオードリー・タン氏を小学生サイズに変換し文字通り「等身大」に~デジタル教育のメリット

オードリー・タン氏の本を読書中。新型コロナウイルスが流行り出した頃の本。ああ、頭の良い人の本って、本当に大好き!
デジタル化、AI化のメリットやデメリットについて、また、台湾でのそれらの取り組みについて書いてある。

2021年の本なので、新型コロナウイルスに関して、今読むと、まるで答え合わせのような本になるけれど、台湾の取った政策は、おおむね成功していた記憶がある。それは、もともと台湾ではデジタル化が進んでいたということに由来する。日本のデジタル庁の長官も、オードリー・タンのような人だったら、随分違うのだろうと、ものすごく羨ましい。

マスクの不足問題を、デジタルで如何に解決したか、また台湾が5Gの導入を地方から行っている理由など、私たち日本人が学ぶべき内容が盛りだくさん。これが2年前の本だということに、本当に驚かされる。

特に彼は、教育について言及していて、デジタルの教育、オンラインの教育について、興味深く読める。全ての自治体の教育長に読んで欲しい。
その中で、オードリー・タン氏が、子供達と同じデジタル空間にいる時に、180cmの身長(この本ではここに一番びっくりしたけど)子どもの身長と同じサイズに、リサイズのデジタル加工をして、教育の話をしたという。そうすることで、フラットな教育ができるとこういうことが、デジタルの強みだということだ。

障害のある子どもと、記念写真を撮るのに、しゃがみもしないどこぞの国の総理大臣とはえらい違いだ。

現実社会では、その人と完全に同じ立場に立つということが、物理的にできないが、デジタルでは、デジタルの仮想空間ではそれが可能。デジタルは、シュミレーションとして使うだけでなく、実際に等身大、文字通り等身大の付き合いをすることも、デジタルには可能なのだ。

AIに「オードリー・タン氏」を描いてと頼んだら、女性の絵が。オードリーって男性、女性、両方使える名前だけど、AIはまだ女性だと思ってしまうみたい。オードリー氏もトランスジェンダー。そこが台湾のインクルーシブ教育がうまく行っている理由の一つだと感じる。
で、しかたなく「男性」と追加して描いてもらった絵。これもなんか、素敵。

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