
私は慌てている時にしかTo Do Listを使わない
しなければいけないことを箇条書きにするリストを、To Do List と言うけれど、私はうまく使えた試しがない。
というか、正確に言うと「時間管理」法としてはうまく使えたことがない。
あれもしなくちゃ!これもしなくちゃ!あと何するんだっけ!?っていう時の書き出しに使うことはある。いわゆる外部メモリ的な使い方だ。脳は同時に一つのことしか考えられないから、あれもしなくちゃ!これもしなくちゃ!という状態の時でも1つずつ考えてしまい、それぞれどこまで考えたかを合わせて記憶しなければいけないのね。だから外部メモリが必要。そのために書き出すって感じ。
いざ書き出してみると、意外なことに、やらなければいけないことが、びっくりするぐらい少ない時があるよね(笑)
普段は、やらなくちゃいけないことリストで書き出したものは「いつやるか」を決めたら、それを手帳に書いておしまい。
To Do List としては使わない。
でも、本当に慌てている時にだけ、私はこの To Do List を使う。例えば、寝坊してしまい、出かけるまであと30分しかないのに、何もしていない(汗)というような時。
コーヒーを淹れる(←まずそこかよw)
タクシーを30分後に予約する
水筒に水を入れる
ゴミを集めて袋に入れ、玄関まで運ぶ
今日持って行くも荷物を全部玄関にまとめる
着替える
歯を磨く
お化粧する
こんな感じ。リストを作らず、思いついた順番にやると、絶対に何かが抜ける。慌てている時は、脳のCPUが「遅れている」ことでいっぱいだから、ミスも増える。
だから、一旦落ち着いて、1、2分かけてこのリストを書き上げる。そして、たんたんと上から順番にやっていく。
こういう時に、 To Do List は向いていると思う。
また箇条書きにする際「目的語」+「動詞」で書くといい。「何をどうする」という形で書く。
例えば「コーヒー」と書くのではなくて「コーヒーを淹れる」と書く。これも脳のCPUの為で「コーヒー?コーヒーって何だっけ?」とならないようにするため。単語だけのメモだと、何をするのかを呼び起こすのに、脳を消耗するから。
「コーヒー」と書くのではなく「コーヒーを淹れる」とか「コーヒーを水筒に入れる」「コーヒーを買う」のように書くようにする。
ある調査結果によると、To Do List に書いてある 41 % のことは、決して片付くことがないという。昔、私も、毎日の To Do List の下3つの繰り越し病に悩まされた。下3つに書いてあることが、1年経ってもリストにある。それがまた、自分の能力のせいのように思えてつらい。
だから、必ず30分以内で全部終わるようなことにしか、To Do List を作らなくなり、変な罪悪感から解放された。