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進化しない大人
人ってあまり変わらない。子供の頃からの性格が、そのまま大人になっても続いていることが多い。特に40歳を超えると、性格は本当に変わりにくくなる。
時々「もう、お母さんったら、いつもそうなんだから!」と言っている娘さんを見かけるけど、それ、20年経っても言うからね(笑)
元々「性格の遺伝子」というのがあるそう
近年脳科学の世界では、俗にいう『性格遺伝子』が大量に見つかり、ホットな研究分野になっています。怒りっぽい、飽きやすい、努力が苦にならないなど、さまざまな性格傾向をもたらす遺伝子があり、人の性格に影響を及ぼしていると考えられています。性格の良い悪いはともかく、いま自分が生きているのは、この性格遺伝子が有利に働くことで、代々生き延びてきたのだとも言えます。
「100歳まで進化し続ける『脳のしつけ方』」中野信子氏 記事より
この記事では、そういうものと折り合いをつけよう、無理に人に好かれようとしない方がいい的なことが書いてあるんです。中野さんの本は何冊か読んでいて、大好きな著者なのですが、この記事も面白い記事ですよ。って、大人の休日倶楽部に入ってないと読めないですが(笑)
今日の話はそういう流れじゃないんですが、例えば、本当に直した方が性格って、人に叱られたり、注意されたり、痛い目にあったり、傷ついたりして、大人になってからも、直していくじゃないですか。でもそういう機会がない人って、ずっとその嫌な部分がそのままで、だから注意してくれる友達も減っていき、ますます悪い方に特化するんじゃないかって思うんです。それが遺伝するかどうかは分からないけれど、環境因子として、子どももそんな感じになってしまう恐れもありますよね。
人の噂話をする人とか、愚痴ばかりこぼす人とか、自慢話ばっかりする人って、関係性の薄い人から遠のいていきますよね。そしていよいよ身近な人も、あんまりその性格が変わらないとなると、その部分は触れないようにして、適当な距離を保つようになる。そうしていくうちに、本当にその人は孤独になり、そこで止まってしまって、それ以上進化しないのかなって感じます。