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旅。動く。ぶつかる。発見する。
旅は、物理的に移動するが、日常生活からも大きく移動する。生活パターンが崩れることもある。食事では外食が多くなるので、野菜がなかなか摂れない。野菜ジュースや野菜サラダでなんとか乗り切る感じ。できるだけ根菜惣菜を食べる。睡眠も不足しがちだけど、本当は旅行中ほど普段より多く取るべき。でもなかなかこれが難しい。未だ課題だ。こういうことも旅を経験しないと気が付かないことの1つだ。
そして旅は、非日常体験の連続。失敗も多くする。時間の読み違い、渋滞を含む交通機関のトラブル、ホテルでのやりとり、狭い空間の使い方、鉄道や飲食店で隣に座った人との距離感など。一緒に旅に出る人との距離感も、普段とは違う。
またビジネスをしている人は、様々な機会に、事業のヒントを得られる。私は文章を指導する仕事をしているので、ホテルの掲示物などをじっと読んで、頭の中で添削してしまう。時々写真に撮って、何が伝わりにくくなっているのか、研究する時もある(笑)その土地の方言も楽しい。
私は、普段はインターネット上で仕事をしているので、ほぼ引きこもりの生活。一歩も外に出ない日もあるくらい。だから、安全だ。昨日と同じ今日。今日と同じ明日。明日と同じ明後日。人間を相手にした仕事をしているので、多少の変化はあるけれど、旅ほどダイナミックな変化はない。
ただ、私にはストレングスファインダー「活発性」という強みがあり、とにかく何でも試してみる資質だから、旅は大好きだ。
人間動けばぶつかる。ぶつかってみて、初めてそれが何なのかを発見する。良いものであることもあるし、悪いものであることもある。悪いものであった時は、それに対する免疫もついて強くなるし、その悪いものの避け方も分かる。だって悪い結果を体験するってことは、「それをしない方がいい」ていう発見でもあるから。
しかし、ぶつかるのを怖がって動かないと、ぶつからなくはなるが、何も発見できない。それが新しいもの、素晴らしいものである可能性もあるというのに。