イントロが長くて耐えられない新人種
今読んでいる本。もっと長いスパンで時間をとらえ、行動しないと、人生、振り回されて終わりですよという本(個人の感想です)
毎日毎日しなくてはいけないことが山積。しかも全部大事。ToDoListを消していくだけの毎日。そして必ずやり残したこと、手をつけなかったことがあり、それがずっと心の隅でひっかかっている。そんなあなたに読んでほしい。
さて、そんな感じで、改めて長期戦略の立て方を学び直し中なわけだが、あれ?私ってこんなに耐えられなくなっているか?というくらい、長期の戦略が立てられない。元々せっかちな性格だし、ストレングスファインダーでも「活発性」が3位。にしてもだ。にしても、石の上にも三年が多分無理な感じ。いつから私はこんなふうになってしまったのだ?
そこで思い出したのが、最近の若者のイントロ飛ばしだ。音楽を聴くときに、若者がイントロを飛ばすという。そしてそれに合わせて、聞いてもらえるよう、曲の方もどんどんイントロが短くなっているという話。
昔の曲はイントロで世界観を紹介していた。
あ、ちょっと偏っててごめんね(笑)
まあ、こんなに長くなくても、だいたい16小節はあるのは普通。
あ、ちょっと偏っててごめんね(笑)
とにかく!イントロを聞くと「キターーーーーー」ってなる世界観が広がるのだ。ところが最近の若者はイントロを飛ばすという、ギターソロも飛ばすのだそうだ。そういえば、ソロナシやイントロナシの曲も多い。ワン、ツー、ばーんって曲が、Aメロからでもなく、突然サビから始まる。
サビ先の曲は昔からあったが、それはそれこそ長期計画に基づいてのことだった。
また、小説が読めないという話も聞く。つまりどういう話なの?と結論を急ぎ、順を追って読めないのだ。例えば、ビジネス書は目次を読んで必要なところから読み始めればいいが、小説はそういうわけにはいかない。イントロから読み始め、AメロからBメロからサビから、もう一度Aにもどり……、そしてギターソロもちゃんと読む。しかもその順で読まないと意味がない。
映画もそう。動画サイトと違って飛ばせない。倍速で見られない。それが耐えられず「ネタバレサイトを見てから安心して映画に行きます」という若者のインタビューを聞いて、心底驚いた。
今はそんな若者を笑っているが、動画世代に半分浸かった50代もしかり。
長い文章が目で追えなくなって、ストーリーが頭に入らなくなってきたら要注意かもしれない。
私が人生を年単位で計画できなくなっているのもそこに起因するのかもと思った朝です。