長い文章の読解ができないときのトレーニング
文章力養成コーチの松嶋です。
生徒は5歳から50歳まで。
小学生の保護者から質問。
この記事にも書きましたが
国語力がないので、算数もできない、理科も社会もできないというパターンが結構多い。それはそうですよね。だって、問題文は日本語で書いてあり、年々抽象的になったり難しくなったりするわけです。
大人でもそうですが、書いてある内容に頭が追いつかない時があります。
そういう場合は、どう読めばいいか。
基本的に、「。」ごと、そして段落ごとに、何が書いてあったのか、イメージが描ければいいのです。
そもそも、問題文や良い文には、結論に関係のないことは書いてありません。なので、すべての文、すべての段落が存在意義があるんです。それらを1つ1つ確認するイメージです。
これは、私のように、文章を書く側も気をつけなければいけないことです。話がそれる人、何を書こうとしていたのか分からなくなってしまう人などは、「。」ごとに、そして段落ごとに何を伝えたいのか考えないといけません。
子どもの場合は、トレーニングでぐっと良くなります。
まず、ここに書いてあることは、二度と見られないのだという緊張感があるといいですね。
例えば、まずは、一度しか読めないような時間設定で問題文を読んでみる。一度読んだら、問題文を伏せて、何が書いてあったのかを言ってみる。時間があるときにそういうトレーニングをしてみましょう。
まずは短い文から始めましょう。
一文が長い場合は、「。」ではなく「、」で区切るといいでしょう。
そして、つなぎの言葉に注意を向けましょう。
「ところが」「そして」「それでも」すべてそう書く意味があります。
これの短くなったバージョンも同じです。
「が」「て」「でも」などです。
とにかく、短い文から練習しましょう。