見出し画像

「思いました」を連発してない?

文章力養成コーチの松嶋です。子どもから大人まで文章の指導をしています。子どもも大人も共通の課題なのですが「どう思ったか書いて」というと、文末が全部「思いました」になる事件が起きるんです。

素晴らしいお話で、参加して良かったと思いました。
今まで何で参加しなかったのだろうと思いました。
これからはできるだけ参加しようと思いました。

まあ、思ったことを書けと言われたら、思ったって書いちゃいますよね(笑)
でも、どう読んでも、幼稚。

では、どう書いたらいいか。

1 「思いました」を取る。
2 残った文の感情を表す言葉を考える。
3 その言葉に書き替えて、全体を整える。

素晴らしいお話で、参加して良かったと思いました。

1 「思いました」を取る

素晴らしいお話で、参加して良かった。

2 残った文の感情を表す言葉を考える。

参加して良かった→感動、安堵、興奮、幸運
※どの言葉が自分の気持ちにぴったりな言葉なのかは、自分で考える

素晴らしいお話で、参加して幸運でした。

3 その言葉に書き替えて、全体を整える。

素晴らしいお話で、今回参加できたのは幸運でした。



同様に、他の2つの文も直してみましょう。あなたの文はどうなりましたか?

素晴らしいお話で、今回参加できたのは幸運でした。
今まで何で参加しなかったのだろうと後悔したくらいです。
これからはできるだけ参加しようと決めました。

ね。「思いました」を使わずに思ったことは書けるんです。必要なのは、言葉選びを妥協しないこと。めんどくさがらずに取り組めば、考えなくてもできるようになりますよ。


大人のコースはこちら。興味のある方はどうぞ。



いいなと思ったら応援しよう!