見出し画像

避難所に入れるのは60分後

文章力養成コーチの松嶋です。地元で避難所運営連絡協議会に所属していて、避難所マニュアルの作成をしています。

避難所マニュアルというと、衛生班、情報班、食料班などに分かれて避難所を運営する方法が書いてあるものだと思いますよね。私もそう思っていました。実際マニュアルもそうなっていました。
でも、避難訓練をして分かったのは、受付次第でその後の運営が大きく変わるほど、受付が大事それなのに、受付については、数行しか書かれておらず、訓練でさえ混乱の元になったんです。

私が書いた関連記事

以下は、今日から始まったアンケート、13項目のうちの1つ

課題 受付の時間的位置の周知方法について

避難所開設キットによると、避難所開設作業において、「受付」は7番目の作業であり、(資料1参照)受付開始は、避難所に運営委員が到着してから、およそ1時間後となる。ところが避難者にはそういう認識はなく、すぐに受付を通って建物内に入れると思っている。そのことは、避難訓練後のアンケートでも明らかとなった。そこで、全体の行程中での受付の時間的な位置を、事前に、または避難の最初の段階で避難者に分かってもらう必要がある。訓練時での周知、回覧板や市報などでの広報、当日の掲示物などでの周知を徹底させるため、具体的な施策を講じる必要がある

資料1:受付開始までにすべきこと
1学校の門を開放・掲示物の貼り出し
2避難者の待機(町名ごと)
3災害本部への連絡
4建物の安全確認
5利用スペースの特定
6トイレの準備

市の避難所開設キットより

避難所運営協議会でも、いろいろ話し合ったけれど、どうにも結論が出ないので、関係者全員にアンケートを取って分析することにしました。

17日しめきり、18日から集計、20日の会議にかけ、来年1月に真冬の避難訓練をする際、新マニュアルで受付訓練をする予定。

いいなと思ったら応援しよう!