偶然が産まれるのは、挑戦し続けたから
私はあまりテレビを見ないんだけど『がっちりマンデー!!』は良く見る。様々な努力や工夫で儲かっている会社の仕組みなどを紹介する番組。
今日も多くの気づきが得られた。
詳しく見たい人は、番組ホームページに行くと、1週間は見られるサイトもあるし、TVerなんかで過去の放送回も見られるので、どうぞ。
今日、紹介されていた3つの企業さんは、2つは10年間、1つは25年間、研究を重ねていた部門で、研究の成果が出て、大儲けしたというストーリー。この、研究の結果が出るかどうかわからない状態で、毎年研究を重ね続ける起業の体力もすごいと思う。
でも、今日思ったのは「偶然」について。
バーミキュラのフライパンでは「偶然」作業工程を間違えたことによって、日本酒用の精米では、新人社員の、経験が少ないならではのアイデアを取り入れた結果「偶然」大成功するなど、ちょっと聞いた感じでは「偶然」がうまいこと作用してるように思える。
そうすると私たちは、やっぱりこういう成功って「運」なんだなと思いがち。だけど「偶然」っていうのは、行動しないと発生しないもの。偶然の確率を上げるためには、失敗も含めて、全体の行動の量を上げることだって、改めて気がついた。また、ボーっとしていてもだめなので、常に問題解決にアンテナを張っていることはもちろん大事ですけどね。そして、もう1つやっぱりそうなんだなと思ったのが「実践」です。
バーミキュラの場合、狭い鋳型に金属を流し込む時に先端まで金属が行きわたらず、フライパンが割れてしまうという問題が起きた。その時、やはり「理屈」じゃなくて「トライ&エラー」を繰り返していくことが大事だとのことで、13種類の金属を入れる、タイミング、温度、配合の割合を、少しずつ変えて、何度も何度もトライ&エラーを繰り返したそうです。そしてベストなタイミングと温度、配合の割合を発見した。頭で答えを出さず、トライ&エラーを繰り返したそう。その期間なんと8年!
ひえーーー!
で、できたフライパンがこれ。
「偶然」の発生率は「挑戦の回数」が増えると増える
よく「失敗は成功の母」って言うよね。それって、失敗によって「ダメな方法」が分かり、その方法を除外していって、成功への道がだんだん見えてくるっていう意味だと思ってた。だけど、この番組を見て「成功」には結構な割合で「偶然」も絡んでいるってことが分かった。その「偶然」は「運」なんかではなく、母数である「挑戦の回数」をだから。積極的に挑戦をし続けることが大事なんだな。
真似されないから儲かる
コメンテーターの森本卓郎氏が解析していたことが、めっちゃ大事。
○年越しの事業って、先が見えず、くじけそうになる。でも、成功した時に大儲けして大逆転が起きるのは、積み重ねた努力の現場に、その時点から他社が入って行けないから。
本当に大事なことだよね。成果だけ横取りしてもその会社にそういう実績や根性がないから、続かないんだ。
写真:お餅を短冊に切ってベーコンで巻いて焼いただけのつまみ。