身近にいる嫌な人は、今のあなたにちょうど良いから出現する
Amazonオーディブルにおすすめされたので、小林正観さんの『で、何が問題なんですか?』という本を読み上げてもらっている。
その中で、お釈迦様の言葉が出てきた。
今のあなたにちょうどいい
例えば、自分の配偶者の悪口ばかり言う人っているよね。
「うちの旦那ったら、全く……」とか
「うちのかみさんは、全く……」とか。
でも実は、自分の身近な人って、自分にちょうど良い人だから、そこに引き寄せられているらしい。つまり、
今、悪口を言っているあなたの旦那は、今のあなたにちょうどいい
今、悪口を言っているあなたの親は、今のあなたにちょうどいい
今、言うことを聞かないと口をこぼしてるあなたの子どもは、今のあなたにちょうどいい。
神様は、今、ちょうどいい人を、あなたと一緒にいさせているんだよという話。上司もそう。部下も、友人もそう。
「こんなひどい嫁さんなんだ」と言った瞬間、
「私は、そんな嫁にちょうどいい夫なんだ」と言っているのと同じだいうこと。
さて、アメリカの起業家、ジム・ローン氏の言葉にこのようなものがある。有名なので知っている人も多いかと。
言葉遣いや、習慣や、考え方など、私たちは周囲に影響を受けるが、同時に私も、周囲に影響を与えている。だから周りの人の平均になるんだね。お釈迦様の言う「あなたにちょうどいい」と同じことを言ってるのかもしれない。
20代後半、私は職場の愚痴を言う嫌な女だった。だから、その時には、私の周りは、同じように職場の愚痴を言う嫌な女や男ばかりだった。愚痴をこぼしながら飲むお酒は、全然美味しくないということは、当時は分からなかった。それなりにスッキリし、まあまあ、そんなもんでしょうと思っていた。本当に美味しいお酒を飲めるようになるまで、分かるはずもなかったんだけどね。早く気付けば良かったな。何がお酒をまずくさせているのか。
その後、私は、そういうお酒を飲まなくなった。そうすると、あら不思議。祝いの乾杯、楽しかったね!の乾杯が増えてきた。ああ、本当に楽しい、お酒ってこんなにおいしかったっけ?となる。
(その後、私はお酒を飲まない人になってしまったが、その話はまた今度)
私は今、ある件で、ある病院と戦闘モードになっている。私は「こんなことが病院であっちゃいけない!」「こんな病院、おかしい!」と、肩にも頭にも、ものすごく力を入れて思っている。たが、もしかしたら、こんなへんてこの病院は、私の民度が低いから呼び寄せたのかもしれないと感じるようになってきた。
程度の低い私が力を入れれば入れるほど、同じく程度の低い病院側も、力を入れてくるんだろう。
どこかで私が達観して、こだわっている何かを手放す、執着してるものを手放す必要があるのかもしれない。それはまだ何かはわからないけれど。でも私はもう20代の小娘ではない。