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最低目標で諦めを回避する

私は料理以外の家事があまり好きじゃない。特に掃除! だから、ついついサボりがちだった。サボっている上に、仕事が忙しくなってくると、家が「うっすら」汚れてくる。この、家が「うっすら」汚れてくることが、これまた「うっすら」と精神に影響してくる。そこで、10年ほど前にあることを決めて、ずっと続けている。曜日によって掃除をする場所を決めたのだ。

月曜日 トイレ掃除
火曜日 コンロ周りの掃除
水曜日 水回りの掃除
木曜日 床の掃除
金曜日 玄関の掃除

連想するので忘れない

パッと見て気がついた人もいるかもしれない。掃除をする場所と曜日は関係している。

月曜日 1週間の始まり。最初にする掃除は家で一番汚れるところ。神様がいるところね。
火曜日 火という字がつくので、火を扱うところを掃除。
水曜日 水という字がつくので、水を扱うところの掃除。
木曜日 木という字がつくので、木の床の掃除。
金曜日 金といえば金運。風水でいい気を呼び込む場所、玄関の掃除。

最低目標を決める

「ダブルゴールで諦めを回避する」という考えがあるそうだ。最高目標と最低目標を決めておくということだと、この本を読んだ友人から話を聞いた(自分は読んでいないが、話を聞いていると、とても良さげな本みたいなので、連休中に読もうと思う)

まず、最低限することを決めた。私は最上志向があるので、どうしても完璧を求めてしまう。不得意なことにまで完璧を求めると、自分の首を絞めることになるよね。だから、苦手なことには「最低目標」ここさえ押さえておけば大丈夫、「うっすら」汚れないために、最低限これだけはするということを設定した。もちろん、気持ちと時間に余裕があれば、場所も時間も延長して掃除すればいいって感じ。

最低目標

月曜日 洗剤とブラシを使って、便器の中を掃除する。クイックルワイパーで、タンクや便座をサッと拭く。以上!
火曜日 泡で出てくる洗剤スプレーをコンロに吹き付け、さっと拭く。ついでに同じ要領で、コンロ周りの壁も拭く。以上!
水曜日 使い捨ての歯ブラシで、排水溝周りを磨く。高密度クロスで蛇口と鏡を磨く。洗濯機の排水パネルを開け、そこに詰まっている繊維を捨てる。以上!
木曜日 クイックルワイパーで、床を一通り撫でる。以上!
金曜日 玄関のタタキ部分に掃除機をかける。ウェットティッシュで、玄関のドアを拭く。以上!

ポイント……ここだけ綺麗だったら大丈夫という場所を外さない。鏡や蛇口をピカピカにしておくと、他がそうでなくても綺麗に見える。

曜日と関連しているから忘れない

「今日は何曜日だっけ?」と曜日を確認することは、1日に何回かあると思う。思い出した時に、3分時間があったらやっちゃう!というイメージ。

試してみたら……?

どんなに忙しくても、1日「3分」なら時間はあると思うので、この方法は正解でした。確かに、めちゃくちゃ綺麗にはならないかもしれないけれど、1日3分、家のメンテに使うことができるんだという自信! そして、うっすら汚れることがない! なおかつ、結構最低目標でいいと思っていても、何かをきれいにするのってやっぱり気持ちが良くて「ついでにここも拭いちゃおうかな」とか「ついでにここも片付けちゃおうかな」とか、運よくそういう気分になる時もある。そしたら、ついでにやっちゃえばいい。もちろんそうならない時もあるけれども、最低目標は達成できているので「できなかった……」という変な落ち込みもないのです。

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