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コミュニティスクールの成功の影にある神社の存在

文章力養成コーチの松嶋です。地域で、教育、福祉、ボランティア、防災などの委員もしています。先日、地域と学校の関わり方について、地域に差があることを書きました。

“地域によって、地域と学校の関わり方に濃淡があります。もともと地域が学校を支えるという風土や土壌がある地域では、コミュニティスクールの取り組みがうまくいっている一方、学校と地域が完全に分業している地域では、なかなかうまくいかないこともあります。”

昨日、このコミュニティスクールの運営協議会があり、この「風土」について触れたところ、80年ほどこの地域に住む、自治会長さんから面白い話を聞きました。神社と地域の関わりです。

先述した地域差ですが、地元民総出でお祭りをやっている地域は、学校と地域の連携もうまくいっていると気づき、その点を話したのですが、もともとこのあたりでは、住民は、神社を中心にコミュニティが形成されたのだと。たしかに、学校と地域の連携が弱い地区には、昔からのお祭りがありません。よその地域から輸入した阿波踊り、サンバカーニバルはあります。が、いわゆる、神社のお祭りはありません。もちろん、新しいお祭りも、何年か続けば歴史になっていくのでしょうが、そのころはこちらの地域はもっと歴史を重ねていることになり、追いつきません。

水があり、田畑があり、人が集まり、神社ができた。そしてお宮参りをした神社のお祭りを、親子ともども大切にしていく。そう、子どもは地域みんなで育てていくもの。その考えを積んでできた歴史が、コミュニティスクールの運営にも影響を与えているとは、驚きでした。

リンクを貼った記事にも「西高東低」の話が出てきます。京都ではコミュニティスクールの素地ができていると。これは、やはり、神社と関係するのかもしれません。

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