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日々の気づきを note にする時に気を付けること

文章力養成コーチの松嶋です。

最近、あることを忘れないようにする方法を思いついた。そういう時、note に書きたくなるよね。でも、まったく同じことで悩んでいる人以外には、なかなか刺さらない。そういう時にどうやって記事にするかって話をします。

私は、目元と口元に、それぞれ朝用・夜用の栄養クリームを塗ることにしている。今までは時々「あ、朝のクリーム塗っていないや」とか、寝てから「あー、クリーム塗るんだったー。もう眠いからいいや」とか、そういうことがよくあった。
でも、今は違う。私は決して忘れない。
それは、私が心を入れ替えたからではなく、真面目だからでもなく、ある仕組みを作ったからだ。

まず、枕の上に夜用のクリームを置いておく。寝る時、夜用のクリームをどかさないと寝られない。どかすタイミングで目元と口元に塗る。枕の上にあれば、絶対に忘れないよね。で、クリームを塗ったら、ケースに戻す時に、そのケースにある朝用のクリームを出して、机のど真ん中の置いておく。
で、寝る。
朝起きて、机のど真ん中にあるクリームの存在に気づかずにはいられない。で、黙って塗る。塗り終わったらケースに戻し、今度は夜用のクリームの方を枕の上に置いておく。この繰り返しだ。

例えば、この方法がいい、みんなに紹介したいと思った時に、note はとてもいい場所なんだけれど、このまま書いたら、さっきも言った通り、まったく同じことで悩んでいる人以外には、なかなか刺さらない。例えばこんな文章ね。

第1段落
私は、目元と口元にそれぞれ朝用・夜用の栄養クリームを塗っているが、時々忘れてしまう。でも、良い方法を思いついた。
第2段落
夜用のクリームを枕の上に置いておく。塗ったら、朝用のクリームをテーブルの上に出しておく。
第3段落
朝用のクリームを塗ったら、夜用のクリームを枕の上に置いておく。
第4段落
この繰り返しで、クリームの塗り忘れがないんです。すごい工夫でしょう?

同じ悩みじゃない限り刺さらない

これだとクリームを塗らない人、朝用と夜用のクリームが分かれていない人には、全く関係のない話になる。読む価値がない。まったく同じことで悩んでいる人以外には、なかなか刺さらない。

だけどもう一歩だけ考えを深めて、抽象化、一般化することで、この話はほかの人にも刺さるようになる。その一般化されたアイデアの一つの例え話として、私のクリームの話がある感じ。

第1段落
私は、目元と口元にそれぞれ朝用・夜用の栄養クリームを塗っているが、時々忘れてしまう。でも、良い方法を思いついた。
第2段落
夜用のクリームを枕の上に置いておく。塗ったら、朝用のクリームをテーブルの上に出しておく。
第3段落
朝用のクリームを塗ったら、夜用のクリームを枕の上に置いておく。
第4段落
この繰り返しで、クリームの塗り忘れがないんです。すごい工夫でしょう?
このように、忘れないように頑張るのではなく、忘れても必ず思い出す仕組みを作っておくって結構大事。特に朝と夜のように認知資源が減ってる時は、色々なことを忘れがち。よほど楽しいことでない限りね。一度、この単純な仕組みを作ってしまうと、例えば、美容とか健康のように、すぐに結果が出ないようなことでも、不思議と続くようになるから、あなたが続けたいと思ってることがあったら、まずは仕組みを作って試してみるといいかも。

自分の気づきを昇華してあげる

クリームの話の方が、言いたかったことの、ただの例だと思うように、一般化、抽象化する。

この作業は、今一歩、考えを深める必要がある。こういうものって、そうしないと出てこないエリアにある。それを頑張って探して引き出してあげる、言語化、昇華してあげることが大事。

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