関東人の「行けたら行く」も「行かない」という意味だ
文章力養成コーチの松嶋です。関西の人の「行けたら行くわ」は「行かない」っていうこと。これは有名だよね。で、関東の人の「行けたら行くね」は「調整するね」っていう意味なんだけど、私は、最近、関東でも「行けたら行くね」は「行かない」の意味になってきたと思う。
だいたい、行きたかったら、「行くね」と言うよ。そして行きたかったら、何があっても行くんだよ。本当に行きたかったら、大雨だって、新幹線が止まったって行くんだよ。で、本当に、その約束を上回るような、例えば冠婚葬祭なんかが入って行けなくなったら、その時に「ごめん、行けなくなった」って謝ればいいんだよ。行きたい場合はね。
もし、スケジュールが分かるものが手元になくて(用意しておこうよ)調べてからって話なら「行きたいから、帰ったらすぐ連絡するね」ってなるよね。それがそうならずに「行けたら行く」というのは、なんなんだろう。
「行けたら」について考えてみた。
いった「行けたら」ってなんだ? そこに行けなくなるような、何か障害があって、それを乗り越えたらっていう意味だよね?
時間があったら
お金があったら
旦那がOKだったら
奥さんがOKだったら
タイミングがあったら
疲れてなかったら
気分が乗ったら
その気になったら
もう行きたくないんじゃね?(笑)
そもそも誘っている方は来てほしいわけ
だから、その気持ちにどうこたえるかなんだよね。実は他の予定がすでに入っていて、ハッキリ言って、すでに入っている予定の方が重要だって明らかに思っても、気持ちには答えてあげたらいいんだよ。
そしたら「残念」って言われても「今回はダメだけど、また誘ってくれないかな」ってなればいいんだよね。
完全なる社交辞令
というわけで、「行けたら行く」は「行けない」の意味なんだってーと、関西人のことを面白いと思っていた関東人よ。正直な分、関西人の方がマシかもよ。「行けたら行く」が完全に社交辞令だってことを関西人はずっと前から分かってて、その上で使っているんだから。
そして本当に来た時に「本当に来たんだね」って言うと「行けたら行く言うたやん」と返ってくる関西人、ほんと、かっこいい。しらんけど。
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