「証明」がほしい。

彼と付き合い始めて1ヶ月も経たない頃、私は勇気を振り絞って、彼にこんなお願いをしました。

ペアリングが欲しい。一緒に買いに行きたい。

付き合ってまだ日も浅い、2人の距離感さえ手探りの状態で、ペアリングなんて引かれるんじゃないかと怖かったけれど、どうしても欲しかった。

きっかけは、彼のことが気になる女性の存在を知ってしまったからでした。彼自身は全く悪くなく、直接何かがあった訳でもなかったのですが、私が一方的に不安になって、いわゆる「虫除け」のようなお守りが欲しいと思ったのです。

結果、彼は引くどころか快諾してくれて、後日一緒に買いに行きました。（この話はまたどこかで書けたらいいなぁ）

当時の心境を振り返ると、付き合って間もない、一番そわそわして楽しい期間にメンタルがやられたら、そりゃ物に頼りたくもなるよね、という感じです(笑)。でも、もしその時我慢してペアリングのことを言い出せなかったら、私はきっと今も彼の周りの女性に120%の疑いを持って、彼の人間関係を束縛してしまっていたかもしれません。見方によってはメンヘラっぽいよなぁという自覚はありますが、結果的にペアリングのおかげで今そうならずに済んでいるので良しとさせてください(笑)。

どうやら私は、私達の関係を、私達以外の何かに守られたり肯定されたりすることで安心感を得られるようだと気づきました。

そして最近の私は、「早く結婚したいなぁ」ということばかり考えています。事実婚ではなく法律婚で、状況さえ許せば今すぐにでも役所に行く勢いです(笑)。

結婚はそんなに甘くないとか、相手の人生を背負えるのかとか、厳しい意見もあるとは思います。結婚がゴールではないし、法律に縛られるのは窮屈だし、わざわざ結婚しなくても幸せになれる社会ではあると思います。

でも、私はわざわざ結婚したい。法律によって、私達の関係を守ってほしい。簡単にほどけないように縛りつけてほしい。

そして、結婚指輪もしたい。ブランドも値段も何でもいいから、2人の想いが詰まったものがいい。「私達は法律で結ばれています」と形あるもので証明したい。

第三者によって守られ肯定されることが、2人の繋がりをより強固なものにする。私はその庇護と肯定が必要だから、法律婚をしたいと思っています。

実際、私はまだ大学生で将来のことは何も見通しが立っていないので難しいのですが、彼と結婚に対する意識や考え方を話せるくらいにはオープン(？)な関係なので、そこは自信を持っていたいなぁという感じです。

早く婚姻届を書きたい。