コロナと、生きる。Week 3
コロナと、生きる。Week 3/2020.4.15 - 2020.4.21
4月15日。オンラインで打ち合わせやインタビューをやっていると、相手の後ろから子どもの声が聞こえたり、奥さんが声をかけてきたり、ピンポーンと玄関の音が入ったりする。「この人にも家族がいるんだ」「この人にも暮らしがあるんだ」って、殺風景なオフィスでビジネストークだけをしているとどうしても頭からこぼれがちなことが、こういう場面では知ることができる。ドライだった大人の会話に温度が生まれる。
4月16日。絶望したら、見る方向を90度くらい変えてみる。そこで初めて見えた別の道には、意外と自分の心が自然とワクワクするような光が射している。
※写真なし(シャッターは押したがうまく現像されず!…それも写ルンですの面白さです)
4月17日。ZOOM飲み会で中高時代の友達と久しぶりに顔を合わす。
4月18日。夜中から夕方にかけて、街の警報音が鳴りだすくらいの大雨、強風。異常気象が際立つコロナ期間。
4月19日。晴天。お母さんから、竹の子とか筑前煮がたくさん詰められたダンボール箱が2つ送られてきた。うちの近くのスーパーでも買えるよ!、っていう赤身の肉や魚の味噌漬けも入ってた。何歳になっても親は子のことが心配なんですね。今は私が親を心配する気持ちの方が大きいよ。会いにいくことにリスクが伴う今はなおさら。
4月20日。人間には、どれだけの知性や努力やテクノロジーをもってしても抗えないものがある。女性はそれを毎月一度は痛みを伴いながら実感している。
4月21日。朝、ビンと缶のゴミの招集日。各家で家飲みが増えているせいか、前よりも黄色と青色の収集カゴに入ってるビンと缶は圧倒的に多い。発泡酒が多い。昼、某アーティストへZOOMでインタビュー。オンラインインタビューも慣れてきた。夜、今日はジャンクなものを食べたい気分でUberEatsでご飯を頼んで、Netflixで映画を見る。仕事終わりの楽しみが「家で食事しながら映像を見る」のワンパターン化してるせいで、至福の時間だったそれも少し退屈になってくる。
Next : Week 4
https://note.com/yukakoy/n/nbd433f0968f1
「コロナと、生きる。」Introduction :
https://note.com/yukakoy/n/n099c3314669b
Text & Photo:矢島由佳子
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