Yukako Sato

I am passionate about helping people become the best versions of themselves.

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最近の記事

国連機とアフガニスタンの正月

これまで世界中色々な国々でお正月を過ごしてきた中で、一番好きな場所をあげるなら、日本。 国連職員として17年間海外勤務だったが、お正月だけは出来るだけ帰国するようにしていた。むろん毎回帰国できるわけではなく、仕事の都合や、上司の休暇との兼ね合いで、現地に残ることもあった。 一番記憶に残るのは、アフガニスタンの首都カブールで過ごした2005年のお正月だ。アフガニスタンは中央アジアのタジキスタンの南、パキスタンの北に位置する。 当時私はタジキスタンの首都ドシャンベに駐在して

    • Digital Detox

      I have been on a digital detox for about two days. What I mean by it is to limit the access to all digital devices and communications: no emails, no internet, no mobile phone, no TV, nothing. Ideally, I should have completely switched off t

      • 世界で働く: 服装について

        国連職員と聞くとどんな服装をしているイメージを持つだろうか。 ニューヨークの国連本部で各国の代表団と共に、スーツやジャケット姿で会議に参加している姿だろうか。 もしくは、危険地帯で防弾チョッキとヘルメットを身につけ、国連平和維持軍の兵士たちと共にある姿だろうか。 それとも、ユニセフ親善大使の仕事でアフリカを訪問した時のオードリーヘップバーンの様に、シンプルなシャツやポロシャツとパンツ姿で現地の人達と話している姿だろうか。 どんな職場でもそうだろうが、その場にあった、ふさわ

        • Gratitude Journal - a recommended evening routine

          One of my evening routine is to write down 3 things that I feel grateful for. Typically those are about small events that happened during that day, often involving other people. I have been doing this ever since I read a book by Tal Ben-Sha

          多国籍チームのマネジメントとリーダーシップ

          (6月14日のnoteの内容を日本語で書きました。) 先日お招きい頂いたFacebookLiveイベントで、国連で多国籍チームのマネジメントとリーダーシップに関してお話する機会を得た。自己紹介にも書いたが、新卒で国連に入り、17年間、様々な国で多国籍チームと共に働いてきた。その中で私なりに学び、実践してきたことをいくつかお話した。 今日は二つシェアしたい。 一つ目は、良き観察者であることについて。 新しい国や地域に仕事で赴任する際意識していたのが、自分はその国にお邪魔

          多国籍チームのマネジメントとリーダーシップ

          The Power Pose - fake it until you become it

          In her 2012 TED Talk, a social psychologist Amy Cuddy shared her research  about how body language affects how other people see us, and how it may also change how we see ourselves. I was fascinated by the findings - if you do the Power Pose

          The Power Pose - fake it until you become it

          This is your life - Holstee Manifesto

          To remind myself that life is not all about work (even if I love my work), I had the Holstee Manifesto poster in front of my work desk for some years. I was a serious workaholic back them. Today, I live a different life, but I still have it

          This is your life - Holstee Manifesto

          国際機関のリーダーシップ:素晴らしい上司から学んだこと

          (6月11日のnoteの内容を日本語で書きました。同じことを対談でも話しています。) 国連職員だった17年間の間に何人の直属の上司と働いたかを数えてみたら、14人だった。平均するとほぼ1年毎に上司が変わった計算になる。国籍も皆違った:アメリカ、ネパール、ソマリア、イタリア、オランダ、バングラデシュ、パキスタン、ヨルダン、イラク、インド、デンマーク、ポルトガル、ジンバブエ、そしてカナダ。 直属の上司の上司も数に含めると30人近くにも登る国籍も文化背景も違う様々なリーダー達と

          国際機関のリーダーシップ:素晴らしい上司から学んだこと

          The Top Five Regrets of the Dying

          In her book “The Top Five Regrets of the Dying”, Bronnie Ware shared five most commonly mentioned ‘regrets’ by terminally ill patients in palliative care. In her work as a care taker, Bronnie sat by the bedsides of dying people and had inti

          The Top Five Regrets of the Dying

          私はいかにして英語を身につけてきたか

          10日前の投稿「英語脳と日本語脳」に、こんなことを書いた: 私は帰国子女でもないし、英語は努力して身につけてきたのだが、その甲斐あって、国連で支障なく仕事ができるくらいの英語力はある。もちろん完璧には程遠く、たまにネイティブスピーカーに英語を褒められることがあると、まだまだ下手なんだな、と反省するくらいのレベルだが。いまでは英語で話している最中に、日本語が頭をよぎることはないし、一人で考え事をしていたり、夢の中でも、英語の時と日本語の時があり、その切り替えはほぼ無意識に行っ

          私はいかにして英語を身につけてきたか

          食を通じて世界を知る ー スーダンでの食に関する思い出

          *冒頭の写真は国内避難民キャンプで料理する女性たち。 スーダンの北ダルフール地方に赴任していた約2年の間、数少ない楽しみは食事だった。スーダンの現地の料理で一番思い出深い物は、朝食である。朝食といっても、午前11時前後に食べる物で、メインは豆の煮込み、これを平たいパンで掬うようにして食べる。食後にはとびきり甘いチャイ。容量100ccくらいのガラスのコップに小さじ2−4杯の砂糖を入れる。スーダンの人は大抵溶けずに底に残るくらいの砂糖の量だった。宿舎生活だった当時、現地の料理を

          食を通じて世界を知る ー スーダンでの食に関する思い出

          How to stay well mentally and physically during an emergency - a lessons learnt from working in Sudan

          During 2007 to 2009, I was working in North Darfur region of Sudan. There was ongoing conflict, so only foreigners in that region were the those of us working for the humanitarian organizations, such as the United Nations, NGOs and other in

          How to stay well mentally and physically during an emergency - a lessons learnt from working in Sudan

          自己紹介

          最近日本語でも投稿を始めたので、簡単な自己紹介をします。 内容は、先日のFacebook Liveの冒頭でお話したものと重複します。 現在は日本在住で、主に国際機関で働く人を対象に、オンラインでコーチングの仕事をしています。前職は国連職員です。2001年から2018年まで国連世界食糧計画、United Nations World Food Programme(WFP)という機関で食料援助に携わってきました。 数えてみますと、17年間で国際引越しを10回、平均2年に一度くら

          自己紹介

          A quick tip on how to provide and receive feedback well

          In my post on 14 June, I wrote about the importance of feedback. One of the most useful books I read on this topic is “Thanks for the Feedback”. It is an easy-read, and the audiobook is also a great option for this book. Authors Douglas St

          A quick tip on how to provide and receive feedback well

          食を通じて世界を知る ー イエメン

          食は文化、とはよく言ったもので、お国柄を知るには、まずその国の食べ物を知るのが早道のように思う。私はFoodieと友人達に言われるくらい、食べることも料理も好きなので、今まで暮らした国々では様々な料理や、食材との出会いがあった。美味しい食卓を一緒に囲むことで、その国の食文化に触れ、職場の同僚や関係者たちとの距離が縮まったり、開発途上国で娯楽の限られた中、ホームパーティーで友人達と楽しい時間を共有したり、食には助けられてきた。 2009年から2011年まで、国連の仕事で2年半

          食を通じて世界を知る ー イエメン

          異文化で多国籍チームを率いることについて

          最近SWITCHインタビューの小林圭さんと澤田秀雄さんの回の録画を見たのだが、お二人共海外で人を率いて来られた経験から、それぞれのリーダーシップの秘訣を話されたのが興味深かった。ちなみに、澤田秀雄さんは有名な海外旅行会社、HISの会長であり、旅行業界にとどまらず様々な分野でご活躍の実業家、小林圭さんはパリにあるRistorant Keiという、最近ミシュラン3つ星を獲得した話題のフレンチレストランのオーナーシェフである。 澤田秀雄さんのお話 ー 片目をつぶって任せる ー 

          異文化で多国籍チームを率いることについて